Red Hat、オープンソース ミドルウェア会社 JBoss の買収へ『Linux』ディストリビュータ大手の Red Hat (NASDAQ:RHAT) は10日、企業向けオープンソース ミドルウェア会社 JBoss を買収することで、両社が合意に至ったと発表した。
買収額は初期条件で約3億5000万ドルだが、今後特定の業績条件を満たせば、さらに約7000万ドルを追加する。買収は現金および株式交換によって行なう。発表によると、現金と株式の比率はおよそ4対6という。買収手続きは、規制当局の承認などを経て、5月に完了する見通しだ。Red Hat は今回の買収について、サービス指向アーキテクチャ (SOA) 向けのオープンプラットフォームを顧客に提供するという同社の活動を、助けるものと述べている。 企業向け Linux 市場で Novell (NASDAQ:NOVL) と覇権を争っている点や、すでにアプリケーションサーバー『Red Hat Application Server』を手がけ、ミドルウェアの経験を有していることから、Red Hat にとって JBoss の買収は自然な流れといえる。 一方、オープンソースのアプリケーションサーバーや各種ミドルウェア コンポーネントを開発する JBoss は、無料のソフトウェアに有料のサービスとサポートを組み合わせて提供するという Red Hat のサブスクリプション モデルに倣って、自社のビジネスモデルを構築してきた。 そして、Red Hat の Linux OS と JBoss のミドルウェアを組み合わせることによって、相乗的な製品提供が行なえ、IBM/Oracle/Sun Microsystems/Microsoft などのプロプライエタリ製品を敬遠する顧客向けに、オープンソースの代替品を提供できる。 Red Hat 会長兼 CEO の Matthew Szulik 氏は、声明の中で次のように述べている。「業界/地域/経済区分をまたいで革新を起こすため、オープンソースとオープンソース コミュニティの力の解放を助けることに、今わが社は大きな力を注いでいる」 「オープンソースの発展モデルが、顧客の望む方向に企業 IT 経済を変え続けているという信念において、当社と JBoss は完全に一致する。そしてわれわれは、プロプライエタリ開発の足かせから抜け出せば、ソフトウェアの革新が起こり得ると真剣に考えている」と同氏は語った。 Red Hat は、JBoss と競合するミドルウェア大手の IBM や Oracle などと、優先パートナー契約を結んでいるが、Szulik 氏は10日の電話会見で、今回の買収がこれらの関係に影響を与えることはないとの考えを示した。 関連記事 最新トップニュース
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