Sprint Nextel、移動体通信サービス提携先 Ubiquitel の買収へ移動体通信大手の Sprint Nextel (NYSE:S) は20日、サービス提携先の Ubiquitel (NASDAQ:UPCS) を現金13億ドルで買収すると発表した。Sprint Nextel は、このところ複数の提携先企業を立て続けに買収しており、また1社増える形だ。
Ubiquitel は、米国の西部および中西部9州 (カリフォルニア/アイダホ/インディアナ/ケンタッキー/ネヴァダ/テネシー/ユタ/ワシントン/ワイオミング) の中規模市場において、Sprint Nextel の『Sprint PCS』サービスを提供している。サービス地域の人口は830万人ほどだ。同社の2005年通期売上は4億2270万ドルとなっている。 3月31日現在で、Ubiquitel の移動体通信サービスの直接契約件数は45万2000件、そして取次契約 (ホールセール契約) 件数は15万1000件を数える。 この買収により、Sprint Nextel は複数の中規模市場におけるサービス提供範囲をまとめられるほか、Ubiquitel が同社を相手取って起こしていた訴訟も事実上終わらせることができる。 Sprint Nextel の Ubiquitel 買収条件は、Ubiquitel 株1株につき10.35ドルの現金を支払うというものだ。これを、19日の Ubiquitel 株終値10.19ドルから計算すると、プレミアムは1%台半ばということになる。1月に手続きを終えた Enterprise Communications の買収条件では、プレミアムを15%上乗せしていたことに比べると、買収額そのものは今回の方が大きいものの、安めの提示額といえる。Enterprise Communications も Sprint PCS サービスの提携先だ。 買収契約の一環として、Sprint Nextel と Ubiquitel はデラウェア州衡平裁判所で係争中の訴訟について、即時中断を申請する。最終的な決着は、買収手続きが完了した時点で有効となる。 Sprint Nextel によれば、規制当局と Ubiquitel 株主の承認を経て、買収手続きは第2四半期に完了する見通しという。 今回の買収により、Sprint Nextel を相手取って Ubiquitel の起こした訴訟が終結するのだが、Sprint Nextel は同様に、昨年11月に発表して今年2月に手続きを終えた Alamosa Holdings 買収でも、係争に終止符を打っている。なお Alamosa Holdings も、Sprint PCS サービスを提供する提携相手だった。 関連記事 最新トップニュース
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