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Corel が IPO、再び公開企業にCorel が26日、NASDAQ 市場とカナダのトロント証券取引所 (TSX) で新規株式公開 (IPO) し、株式公開会社に復帰した。
グラフィックおよび生産性ソフトウェアを手がける Corel は、以前も NASDAQ と TSX で株式を公開していたが、2003年にベンチャーキャピタルの Vector Capital が同社を買収して以降、株式市場から姿を消していた。 IPO の公募価格は1株当たり16.00米ドルで、普通株650万株を公開した。そのうち500万株は Corel が売り出すもので、残りの150万株は既存株主の売却によるものだ。同社は今回の IPO で約6900万ドルの資金調達を見込んでいるが、公開初日の初値は15.36ドルと公募価格を下回り、途中16.10ドルをつけたが、結局終値は15.85ドルだった。 長年 Corel 製品を支持し、同社製品に関するカンファレンス『CorelWorld』(Corel は非関与) も主催している Rick Altman 氏は、取材に対して次のように述べた。「(Corelの) IPO にはまったく驚かない。Vector はこれで投資を回収するつもりだろう」 「ただ、IPO が Corel の顧客にとって利益になるかどうかは、非常に不透明だ。ユーザーコミュニティではなく、株式市場の顔色を窺って事業を展開するという以前の過ちを Corel が繰り返さないか懸念している」 たしかに Corel はここ5四半期、まずまずの利益をあげているが、Altman 氏は同社が Microsoft や Adobe Systems などとの厳しい競争に直面していると指摘する。 Altman 氏によれば、同社にとって最もチャンスが大きいのは、製品の確実なアップグレードと改良を続け、Microsoft の『PowerPoint』などの製品を補完するニッチ市場を開拓することだという。 「もし Corel が、Adobe や Microsoft を追い抜こうという考えを再び持ち始めているのなら、あれだけ大規模な会社を相手に勝負を挑むことさえ難しいだろう」と Altman 氏は述べ、Corel が結んでいるバンドル契約、たとえば、Dell パソコンへの『Paint Shop Pro』搭載や、先ごろ OEM ソフトウェアベンダー Markement と結んだ、『WordPerfect』を Markement のソフトウェアバンドル製品『PCSuite』に組み込む契約などを、前向きな動きとして挙げた。 「世の中には、グラフィックにあまり詳しくない PowerPoint ユーザーがいる。そうした人たちは、Adobe の『Photoshop』のような製品に喜んで500ドル以上出す。そこに Corel の大きなチャンスが潜んでいる」と Altman 氏は述べた。 Corel の CEO (最高経営責任者) David Dobson 氏は27日、NASDAQ 市場で取引終了のベルを鳴らす役を務め、自社の再びの IPO を祝す。同社株は、NASDAQ では「CREL」というティッカーシンボルで取引される。
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