Webファイナンス2006年5月10日 14:00
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WAN 最適化の Packeteer が Tacit Networks 買収へ

この記事のURLhttp://japan.internet.com/finanews/20060510/11.html
著者:Paul Shread
海外internet.com発の記事
広域ネットワーク (WAN) 最適化ソリューションの Packeteer (NASDAQ:PKTR) は9日、広域ファイルサービス (WAFS) 技術を手がける Tacit Networks (株式非公開) を買収することで、両社が合意に至ったと発表した。買収額は現金7800万ドルで、新興の WAN 最適化市場および WAFS 市場において、競争力を強化するのが狙いだ。

WAN 最適化市場ですでに主導的地位にいる Packeteer は、Tacit の買収により WAFS を遠隔管理製品群に加えるほか、Tacit が Fibre Channel スイッチ メーカーの Brocade と結んでいる OEM 供給契約も引き継ぐ。そのため Packeteer と Brocade は同日、OEM 契約を含む戦略提携を結んだと発表した。なお Packeteer と Tacit は昨年9月より再販契約関係にあった。

WAFS および WAN 最適化はこのところ注目を集めている市場だ。これらの市場には、Cisco SystemsJuniper NetworksHewlett-Packard (HP) なども参入している。遠隔オフィスを持つ企業の IT 部門では、地理的に分散したアプリケーションや IT 業務を、より簡単に連携させる方法を求めている、という背景がある。

Packeteer は Tacit の買収により、強力な『Windows』向け製品も獲得することになる。Tacit は、ファイル共有サービス プロトコル『CIFS』(Microsoft 独自プロトコルの拡張公開仕様) や WAFS および高速化技術に加え、DNS/DHCP/ファイル/印刷を含む支社業務に必要な全ての IT サービス ソリューションを提供している、唯一の企業だ。同社は、Microsoft との提携によりこれらを実現している。Tacit のソリューションを用いれば、単一のアプライアンスで支社とデータセンターをつなぐことができる。

Packeteer の CEO (最高経営責任者) Dave Cote 氏は、今回の買収について次のように述べた。「支社におけるユーザー体験に影響を与えるサーバー統合やアプリケーション性能問題に取り組む全ての IT 担当最高責任者が、導入を検討する数少ない候補の中にわが社が入ることになる。これは、Tacit 買収の効果だ」

Cote 氏は電話会見で、この買収により Microsoft との競争に乗り出そうという考えはないと明言した。「われわれは Microsoft と相補的な関係にある。Microsoft も同じ見方をしていると思う。実際 Tacit のソリューションは、他のいかなる WAFS プロバイダのものよりも Microsoft と相補的だ」

アプリケーション性能を損なうことなく、支社の Eメール/ファイル/アプリケーションといった用途のサーバーを強化する必要性が増しつつある。この背景には、全企業データの60%以上がデータセンター外に存在し、さらにそのうちの半分が遠隔地に存在するという実情がある。

Tacit の CEO、Greg Grodhaus 氏は、同社と Packeteer の事業統合が完了すれば、「支社における、事実上全てのネットワーク型アプリケーション性能問題を解決」できるようになると述べた。

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