Dell、決算発表で AMD 製プロセッサ採用計画を明らかにDell (NASDAQ:DELL) は18日の株取引終了後、2007年度第1会計四半期 (5月5日締め) の決算を発表した。業績は直前の業績見通し下方修正に沿う内容だったが、何より注目を集めたのは、AMD (NYSE:AMD) と Intel (NASDAQ:INTC) に関わる話だった。
Dell の決算発表によると、AMD 製『Opteron』プロセッサを搭載したマルチプロセッサのハイエンドサーバーを、年内に提供するという。ただし Dell は Intel 製プロセッサ搭載サーバーから手を引く訳ではなく、やはり決算発表の中で、Intel の2ウェイサーバー用次世代デュアルコア プロセッサ『Woodcrest』(開発コード名) を搭載した、新しいサーバー製品群を発売することにも言及している。 しかし Dell と言えば、Intel 製プロセッサだけを用いる大手パソコン/サーバーメーカーとして有名だ。実際、AMD は Intel を相手取って起こした独占禁止法違反訴訟の中で、AMD 製プロセッサを採用しないよう Intel が働きかけたコンピュータメーカーの1つとして、Dell の名前を挙げていた。 Dell が AMD 製プロセッサ採用を明らかにしたことにより、AMD の株価は時間外取引で12%以上も上昇した。一方 Intel の株価は時間外取引で5%近く下落し、過去52週最安値を更新した。なお Dell の株価は、時間外取引で4%以上値を上げている。 Dell の業績内容に目を移すと、第1会計四半期の売上は前年同期比6.2%増の142億1600万ドルで、純利益は前年同期比18.4%減の7億6200万ドル (希薄化後1株あたり33セント) だった。ただ同社は8日に業績見通しの下方修正を発表しており、売上と1株あたり利益ともに見通し通りの数字だった。 製品分野別の売上伸び率は、デスクトップパソコンを除き、いずれの製品分野もプラス成長だった。中でも、前年同期比28%増のサービス売上、同12%増のモバイル製品およびストレージ製品売上が目立っており、総売上増加の牽引力となった。地域別には、米国外売上が12%増加し、総売上の44%を占めた。 Dell は今後の業績見通しを正式に発表しなかった。しかし同社は、第2会計四半期の業績が第1会計四半期とほぼ変わらないと見込んでおり、売上143億4000万ドル、1株あたり利益34セントというアナリスト予測に届かない可能性がある。 同社 CEO の Kevin Rollins 氏は、決算発表の中で次のように述べている。「競争の熾烈さは、当社の予想や理解を超えるものになっている。当社は過去1年間、成長と採算性向上を両方とも達成しようと試みたが、その結果、競合相手が比較的低水準ながら採算性を改善し、成長を加速させた。わが社は現在、成長に再び火を点け、われわれの直販モデルならではの価値を改めて示すため、行動を起こしている。価格帯の再構築、一般消費者向けの販売/サービス/サポートに対する投資、製品および技術における優位性の確保、コスト構造と生産性の改善、以上のことに着手している。こうしたすべての行動により、この業界が大きな変化や再編にさらされた際、世界的な成長を遂げるため、当社の持つ大きな潜在力を最大限に高めることが可能になる」 Rollins 氏は、具体的な顧客サービス強化策として、3つの取り組みを示した。まず同社は「ユーザー体験におけるリーダー的地位を取り戻すため」、1億ドル以上の投資を行なっているという。次に、米国で2000人を超える営業およびサポート人員を新規雇用したほか、オタワ、オクラホマシティ、マニラ、ナッシュビルでコールセンターを追加/拡張した。さらに、製造施設、コールセンター施設、設計開発施設を、新たに14拠点開設するという。 関連記事 最新トップニュース
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