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2006年5月25日 14:00

Vonage の株式公開、取引初日の市場は荒れ模様

著者Ed Sutherlandオリジナル版を読む海外海外発
インターネット電話サービス愛好者は、口先だけでなく金を出し、3120万株の公開株を1株あたり17ドルで購入するだろうか?

そうしてほしいというのが、VoIP サービス大手 Vonage Holdings (NYSE:VG) の願いだ。同社は、5億3100万ドル規模の IPO によって調達する資金の大半を、事業の拡大資金および増大する負債の返済資金に当てる計画を持っている。

Vonage が IPO を申請したのは今年2月で、Citigroup、Deutsche Bank Securities、UBS Investment Bank が幹事会社を務めている。

同社株の取引は24日、ティッカーシンボル「VG」のもと、ニューヨーク証券取引所 (NYSE) で始まった。売り出し価格は17ドルだ。しかし取引開始後から値を下げ、ほぼ終日15ドル水準で推移し、初日の終値は14.85ドルだった。

Vonage の広報担当は、株価が売り出し価格よりも下げていること、つまり市場が懐疑的な姿勢を見せていることについて、今週中は「沈黙期間」だとしてコメントしなかった。

同社の IPO は、2004年の Google の IPO に次ぐ規模になるはずだ。Google は IPO で20億ドル近くを調達している。

IPO に先立ち Vonage は今月、IPO を知らせる通知を顧客に送り、同社株の購入を呼びかけた。同社によると、公開予定の普通株式約3100万株のうち、13.5%を顧客分として別枠にとっているという。

Vonage は、増大する VoIP 需要と増大する負債のバランス取りに直面している。契約件数こそ昨年9月に100万件を超える (前年は27万5615件) など大幅に伸びているが、同社はまだ一度も黒字を出したことがない。

Vonage は IPO 申請書類の中で、2005年9月末までの累積損失が3億1000万ドルに達していることを公表した。同社は、負債の多くが大々的なマーケティング活動によって生じたものだと述べ、2005年の1月から9月までの9か月間で、マーケティング活動に1億7630万ドルを費やしたと説明していた。

この IPO 申請書類によると、Vonage の事業拡大戦略は、同社の赤字が続くことを意味するかもしれない。

Vonage は、この申請書類の中で次のように述べている。「わが社は、現在のブロードバンドおよび VoIP 市場の拡大基調を活かして将来的な企業価値を高めるため、しばらくの間、黒字化よりも事業拡大を追求する。ただし、この戦略は成功しない可能性もあり、わが社が永遠に黒字化しない恐れがある」

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