通信インフラ機器の ADC と Andrew、合併で業界有数の大手に通信業界では合併による再編が止まる気配を見せない。有線/無線を含む幅広い通信ネットワークインフラ機器とサービスを手がける ADC Telecommunications (NASDAQ:ADCT) は5月31日、同じく通信ネットワーク機器メーカーの Andrew (NASDAQ:ANDW) を買収すると発表した。買収は株式交換によって行ない、交換比率は Andrew 株1株に対し、ADC 株0.57株だ。金額にすると、5月30日の終値計算でおよそ20億ドル相当となる。
合併により、年間売上が約33億ドルに及ぶ、有線/無線インフラソリューション最大手クラスの企業が生まれる。合併後、Andrew は ADC の完全子会社になる。合併後新会社の持ち株比率は、Andrew 株主分が44%、ADC 株主分が56%だという。 新会社は ADC Andrew という名称になる予定だ。両社は合併による相乗効果によって、新会社発足後3年目に年間の税引前利益が7000万ドルないし8000万ドルになるとの見通しを示した。 ADC の CEO、Robert Switz 氏は同日の会見で、通信市場の状況について「顧客基盤が1つになりつつある」と語った。今回の合併も、通信業界の再編進行を示すものだ。昨年には SBC による AT&T 買収が完了し、今年はVerizon と MCI の合併手続きも完了している。 ADC Andrew の CEO に就任する予定の Switz 氏はアナリストに対し、有線/無線サービスが新会社の優位性になると語った。 また Andrew の CEO、Ralph Faison 氏は、次のように述べた。「通信サービスプロバイダと通信機器サプライヤの間で、グローバル化と整理統合が加速していることから、われわれの力を1つにするには今が最適だ」 今回の発表では、新会社の事業内容について見通しを示している。まず事業別の顧客比率は、約44%が無線関連顧客、約24%が OEM 顧客、約23%が有線関連顧客、約6%が企業顧客としている。 次に地域別の年間売上比率は、米国およびカナダが約53%で最も大きく、続いてヨーロッパ/中東/アフリカ地域の約29%、そしてアジア太平洋地域が11%、ラテンアメリカ地域は7%になるという。Switz 氏は、「アジア市場において、今までよりもはるかに有利な位置につくことができる」と語った。 関連記事 最新トップニュース
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