Cisco が2社を買収、『Unified Communications』システムを強化Cisco Systems (NASDAQ:CSCO) は8日、アプリケーション開発環境を提供している新興企業 Metreos と Audium を買収することで双方が最終合意したと発表した。いずれも現金による買収で、金額は Metreos が約2800万ドル、Audium が約1980万ドル、合計約4780万ドルとなる。2社とも株式非公開企業だ。
買収の狙いは、2社が持つドラッグ&ドロップ式のアプリケーション開発環境を、自社の『Unified Communications』システムに組み込むことにある。Unified Communications システムは、Cisco のサービス指向ネットワークアーキテクチャ (SONA) に基づいており、音声と映像および IP コミュニケーション製品/アプリケーションを統合するのが特徴だ。同システムを用いることで企業顧客は、自社のコミュニケーションシステムと IT インフラを統合できる。 Metreos は、IP コミュニケーション アプリケーションの開発環境および管理環境を提供している。同社を Cisco が買収することによって、Cisco の技術パートナー企業やシステムインテグレータ、再販業者および顧客は、Unified Communications システム上でのアプリケーションの構築と配信を行ないやすくなる。 Audium は、音声アプリケーション用規格『VoiceXML』を用いた音声セルフサービス アプリケーションの開発/管理環境を提供している会社だ。同社の買収によって、Cisco の企業顧客は、自社の IP ネットワークに統合可能なだけでなく自社のサービス指向アーキテクチャ (SOA) とも連携する、自動音声対応アプリケーションを容易に構築できるようになる。 Cisco によると、買収手続きの完了後、Metreos と Audium の製品および従業員は Cisco の Voice Technology 部門に組み入れられ、同部門担当副社長 Don Proctor 氏の指揮下に入るという。 なお Cisco は2社の買収発表と同じ8日、CEO (最高経営責任者) の John Chambers 氏が、John P. Morgridge 氏の後任として会長に就任することも発表した。就任は11月15日、年次株主総会からとなる。 Chambers 氏は1991年に副社長として Cisco に入社し、1995年1月から CEO を務めている。同氏の CEO 就任以来 Cisco の年間売上は、約12億ドル (1995年) から248億ドル (2005年) に急増しており、今回の人事はそうした業績向上への功績が認められた結果だ。 Chambers 氏は、会長職就任後も CEO 職にとどまり、2つの職務を兼務する。 関連記事 最新トップニュース
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