Entrust、公開鍵暗号インフラサービス会社 Orion を買収セキュリティソフトウェア会社 Entrust (NASDAQ:ENTU) は15日、公開鍵暗号インフラ (PKI) サービス会社 Orion Security Solutions を買収すると発表した。Entrust は政府機関顧客を持つ Orion の獲得で、同分野における存在感強化を図る。
Entrust は現金800万ドルで Orion を買収するが、今後2年以内に特定の目標を達成した場合、さらに100万ドルを払うという条件になっている。Entrust の発表では15日中に買収手続きを終えるとしており、予定通りならば既に買収は完了しているはずだ。 Orion は、米国家安全保障局 (NSA)、米国防総省 (DoD)、米海兵隊 (USMC) など米国政府機関に公開鍵暗号インフラサービスを提供している。 発表によれば、Orion の年間サービス売上は400万ドルで、法人化して以来4年間、毎年黒字を計上しているという。Orion の現 CEO (最高経営責任者) Santosh Chokhani 氏は既に、Entrust の副社長となっている。また Orion の従業員は、Entrust の完全子会社 CygnaCom Solutions に編入済みだ。 一方 Entrust は現在、政府機関の文民部門60組織以上にセキュリティ ソリューションを提供しているという。 Entrust の会長/社長/CEO 職を兼務する Bill Conner 氏は、同社売上の60%以上が、政府機関によるものだと説明した。 Conner 氏は声明の中で、次のように述べている。「電子パスポート、『HSPD12』(米政府機関のデジタル ID カード運用を定めた大統領令)、新しいオンラインサービス、国家レベルの ID プログラムなどに対する主導力を積み重ねつつ、政府機関分野におけるリーダー的地位を強化するための道筋として、今回の買収は当社にとって自然な流れだ」 米国政府絡みのセキュリティ問題といえば、今年5月には、米復員軍人省 (VA) の職員宅に泥棒が入り、退役軍人の個人情報が盗まれ、最大2650万人分の ID が不正利用の危険に晒されるという事件が発生している。 関連記事 最新トップニュース
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