NetApp、『NetCache』アプライアンス事業を売却Network Appliance (NetApp) は23日、Web 配信/セキュリティ アプライアンス『NetCache』事業を、Blue Coat Systems (NASDAQ:BCSI) に売却することで両社が合意したと発表した。ストレージシステム事業に専念するための売却だという。Blue Coat Systems は現金と株式で NetCache 事業を獲得する。金額は22日の Blue Coat Systems 株終値で計算すると、約2930万ドル相当になる。
NetCache は、世界の大手企業や通信事業者のネットワークに導入されているアプライアンスだ。プライマリ データセンターをはじめ遠隔地にあるアクセスポイント、および世界各地の支店や支所などまで、ネットワーク各所に組み込まれ、インターネット上を流れる情報のセキュリティを強化するとともに配信を高速化する。ただし、NetApp (NASDAQ:NTAP) にとって NetCache 事業の2006会計年度 (2005年5月-2006年4月) 売上は6600万ドルで、総売上の3%に過ぎなかった。 NetCache アプライアンスは、「プロキシ」「キャッシング」「アクセス制御」「コンテンツ フィルタリング」「Web アンチウイルス」「アンチスパム」など、さまざまなインターネット セキュリティ機能を備える。NetCache アプライアンスを使う利点には、遅延や帯域使用量やサーバー負荷を軽減できること、それによって ERP (基幹業務パッケージ) システムや CRM (顧客関係管理) システムなどのような Web ベース アプリケーションの配信を高速化できることもある。 NetCache アプライアンスを使うと、ビデオ放送やビデオ オンデマンド (VoD) などのサービスも配信品質を向上させることができる。 NetApp によると、NetCache 事業部門の売却手続きは90日以内に完了する見込みだという。 売却手続き完了後、同事業部門の従業員は、Blue Coat Systems に移籍するか、NetApp に残って別の開発計画に転属する、あるいは新たな職務に就くことになる。 声明の中で NetApp は、NetCache アプライアンスを使用中の顧客に対するサービスについて、契約期間終了までサポートを継続し、NetCache 関連のあらゆる契約を履行すると述べている。 NetApp の Emerging Products Group 担当副社長兼ゼネラルマネージャ Jay Kidd 氏は、同社が売上20億ドル規模の企業に成長した要因に NetCache 事業の貢献があったと認める一方、同事業を売却する利点について、「企業のデータセンター向けデータ管理ソリューション/サービスに力を入れている、わが社の戦略を強化できる」と言い、次のようにも述べた。 「長期的にみれば、NetCache ユーザーにとっては、コンテンツ配信市場においてより広範な製品を揃え、インターネットアクセスやセキュリティおよびプロキシ市場に戦略的関わりを持つサプライヤと連携することで、より良いサービスを受けられる利点がある」 Blue Coat Systems は、まさにそうしたサプライヤだ。同社は、インターネット上の情報配信およびセキュリティを強化するアプライアンスやソフトウェア アプリケーションを提供している。 関連記事 最新トップニュース
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