売却手続きが進行中の Hummingbird に、Open Text が買収名乗り企業コンテンツ管理 (ECM) の Open Text (NASDAQ:OTEX) は5日、同業者の Hummingbird (NASDAQ:HUMC) を買収する意向を発表し、非公式に買収を申し入れた。Hummingbird についてはすでに、企業向けソフトウェア/サービス市場の戦略持ち株会社 Symphony Technology Group (STG) による買収手続きが進行中だ。Open Text としては、大量の顧客と市場シェアを失わないための戦略といえる。
ECM とは、膨大な企業データをリポジトリに格納して管理する技術を指す。Open Text が、ECM ソフトウェア市場の競合相手 Hummingbird に提示している買収条件は、普通株1株あたり現金27.75ドル、総額でおよそ4億8350万ドルだ。 一方、5月に合意を取り付けた STG の Hummingbird 買収提示額は1株あたり現金26.75ドルで、総額4億6500万ドルとなっていた。 また Open Text の1株あたり27.75ドルという条件は、STG による Hummingbird 買収発表の前日にあたる5月25日の Hummingbird 株終値で計算すると、20%のプレミアムを上乗せしていることになる。 Open Text は発表の中で、7月15日までに正式に買収を申し入れると述べている。Hummingbird 買収意図を表明したタイミングについて Open Text に問い合わせたが、同社は取材に応じなかった。 Hummingbird は7日、Open Text による買収意図表明に対し、自社の姿勢を示す声明を発表した。この発表の中で Hummingbird 会長の Fred Sorkin 氏は、Open Text から正式な買収提案があれば条件を検討し、提案に応じるよう株主に勧めていくと述べた。 Hummingbird が Open Text の買収に応じ、先に決めている STG との買収合意を破棄する場合、STG に違約金1100万ドルを支払わなければならない。 Open Text はすでに、6月19日時点で Hummingbird の発行済み株式の18%にあたる株主と、「ロックアップ契約」を交わしたという。 Open Text とロックアップ契約を結んだ株主は、手持ちの Hummingbird 株を手放すことなく Open Text に預けることに同意した。 さらに発表によれば、Open Text 自身も6月19日時点で Hummingbird 株の4.3%を取得済みで、ロックアップ契約分と合わせて22.3%の Hummingbird 発行済み株式を押さえているという。 ロックアップ契約は、Hummingbird 獲得に対する Open Text の強い熱意を表わすものだ。 Open Text 社長兼 CEO の John Shackleton 氏は、「この買収が両社の株主、顧客、パートナー企業、および従業員にとって有益なものになると信じている」と述べた。 関連記事 最新トップニュース
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