需要拡大傾向を背景に、ベンチャー資金が集まるストレージ市場企業の扱うデータが急速に増加し、その管理が大きな課題となっている中、ベンチャーキャピタル筋はストレージ分野に続々と投資を行なっている。
最近その恩恵を受けたのは、情報資産管理会社の Njini と、ストレージ高速化を手がける新興会社 Gear6 の2社だ。 Njini は先ごろ、第3回資金調達により1300万ドルを調達した。この資金調達は、Intel (NASDAQ:INTC) の投資子会社 Intel Capital が幹事となったもので、すでに Njini に資金提供していた Accel Partners や Add Partners も、引き続き資金提供に応じた。 Njini の CEO (最高経営責任者) David Jones 氏によれば、同社は第1四半期に製品の出荷を開始したという。Njini の製品は、データを作成時に分類し、その後、保存やセキュリティ保護、管理を適切に行なえるよう、ポリシーを適用するものだ。 Njini のソフトウェアは、意図せぬファイルの複製を防ぐポリシー適用のほか、内容を判断してファイルを適切なストレージ階層に移したり、社内ポリシーに基づくファイルの自動アーカイブなどを実現する。そのため、同社のソフトウェアを使用すれば、ストレージコストを20%ないし40%削減できると、Njini は謳っている。 Intel Capital の上級投資マネージャ Ian Cooper 氏によれば、「急激に増加する非構造化データの対処に多くの組織が苦労している中、Njini にチャンスがあると (Intel は) 見ている。Njini は、この問題を解決する上で新しいアプローチを採っており、効果的かつ迅速なコスト削減をもたらす」という。 一方 Gear6 は、新たに1000万ドルの資金調達に成功した。この資金調達は InterWest Partners が幹事を務め、前回の出資者 U.S. Venture Partners も参加している。 Gear6 は調達した資金を、同社ソリューションの市場投入に必要な費用に充てる。Gear6 によれば、同社のソリューションは「性能が増々高まっているサーバーと、制約のあるディスクベースのストレージシステムとの間で、広がりつつあるギャップを埋めるためのもの」だという。 2002年に Engineered Intelligence として創立された Gear6 は、分散型のクラスタアーキテクチャを用いた高性能コンピューティング ソリューションを開発した。昨年同社は、拡張性が高く透過的なストレージ高速化を実現する企業向けの技術も開発している。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
|
|