HP の決算発表に見る、ソフトウェア事業の勢いHewlett-Packard (HP) は16日の株取引終了後、第3会計四半期 (5-7月期) 決算を発表した。株式市場は好調な決算内容を好感し、翌17日と週末の18日は、ともに同社株価の終値が35ドル水準を上回った。アナリストや報道陣は、その好調さの理由として、お決まりの要因を挙げた。それは間違っていない。
5-7月期は、HP (NYSE:HPQ) の主要事業であるコンピュータ部門とプリンタ部門が堅調で、CEO を務める Mark Hurd 氏が NCR から移籍して以来実施してきたコスト削減策についても、引き続き高い評価を得た。 だが、さらに良い兆しが、大きく増加したソフトウェア売上の数字に現われている。5-7月期のソフトウェア売上は、前年同期比30%増の3億1800万ドルだった。牽引力となったのは、前年同期比で売上34%増の管理ソフトウェア『OpenView』だ。 もちろん売上の金額そのものは、パソコン部門 Personal Systems Group の69億ドルや、プリンタ部門 Imaging and Printing Group の62億ドルをはじめ、サーバーおよびストレージ部門 Enterprise Storage and Servers の41億ドル、そしてサービス部門 HP Services の39億ドルに比べれば、1桁小さな金額だが、前年同期比30%という売上伸び率は、これら4部門の売上伸び率を大きく上回っている。 調査会社 Pund-IT のアナリスト Charles King 氏は、取材に対し次のように述べている。「過去数年間、HP においてソフトウェアは大いなる未開拓分野だった。同社はここ数四半期で、きわめて良い業績を収めている。特に、(前 CEO の) Carly Fiorina 氏在任中にやや低迷した企業向け分野が好調だ」 だが King 氏は、5-7月期におけるソフトウェア事業の営業利益が、「わずか」1300万ドルにすぎず、さらに、年間ソフトウェア売上40億ドル以上を誇る IBM (NYSE:IBM) という強敵が存在することも指摘した。 HP によれば、最近発表した Mercury Interactive の買収により、年間ソフトウェア売上は20億ドルを超える見通しという。 Mercury の買収により、アプリケーション管理/配信および IT ガバナンス ソフトウェアが、サーバー/ネットワーク/IT サービス管理ソフトウェアからなる HP の OpenView 製品ラインに加わることになる。 HP ソフトウェア事業の米国外担当副社長 David Gee 氏は取材に対し、「とても活気づいている」と語った。 「Mercury 買収は重要なもので、当社にとっては転機だ。当社は膨大な人的資源、何人かの有能なリーダー、そして大量のアプリケーション製品群を手に入れる」 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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