Friendster に投資会社が追加出資、SNS 特許に期待か?ソーシャルネットワーキング サービス (SNS) 会社 Friendster は21日、ベンチャーキャピタルから1000万ドルの資金調達に成功したことを発表した。しかし同社は、同じ SNS『MySpace.com』台頭のあおりを受け、数字的にはかなり苦しんでいる。
たとえば今回調達した金額1つをとっても、MySpace.com の周囲に飛び交った金額に比べると、ひどく見劣りする。MySpace.com を擁する Intermix Media の買収にあたり、News Corporation は5億8000万ドルを提示し、最近 Google が Fox Interactive Media (現在 MySpace.com はこの傘下にある) と結んだ契約の規模は、その条件から判断するに9億ドルを超えている。 今回 Friendster の資金調達に応じたのは、シリコンバレーの投資会社 DAG Ventures、Kleiner Perkins Caufield & Byers、Benchmark Capital の3社だ。そして一部の投資会社は、前回に引き続き資金を投入している。投資会社が資金を投じる以上、Friendster に何らかの好材料を見出しているのは間違いない。しかし先に書いた通り、Friendster には、ほかにも数字上見劣りする部分がある。 Friendster は、SNS 分野への参入こそ早かったものの、もはや MySpace.com と同じ土俵で戦っているとは言い難い。特に規模の差は圧倒的で、Web 計測会社 Hitwise の調べによると、8月19日の時点で MySpace.com は、SNS 市場の82.26%を占めているという。 一方 Friendster の順位は11番目で、シェアはたった0.39%にしか過ぎず、『Facebook』『Xanga』『Yahoo! 360』などにも後れを取っている。 このように数字で判断すると、どちらかと言えば負け組の Friendster に、なぜ投資家たちは追加資金を投入したのか? MySpace.com や Facebook が資金調達でないにしても多額の金銭獲得 (Facebook については7億5000万ドル規模の買収話があった) に動き、そして Yahoo!、MSN、AOL といったインターネットサービス大手が、急ごしらえの競合サービスを立ち上げる中、Friendster はとある良い知らせが届くのを待っていた。 Friendster は7月7日、同社が出願した特許『A System, Method and Apparatus for Connecting Users in an Online Computer System Based on Their Relationships within Social Networks』(ソーシャルネットワーク内の人間関係に基づき、オンラインのコンピュータシステムのユーザー同士を結びつけるシステム、方法、および装置) について、米国特許を取得したと発表した。 同特許の内容は、タイトルを見ればほぼ理解できる。Friendster は声明の中で、同特許が言及している発明について、広く普及したオンラインのソーシャルネットワーク システム登場につながるもの、と説明している。 過去の例を見ても分かる通り、水も漏らさぬ隙のない特許は、成功のおぼつかない会社にすら大金をもたらす。まさにこうした特許こそ、投資会社が Friendster に資金を投じた理由の1つかもしれない。 Friendster 社長の Kent Lindstrom 氏は、次のように述べた。「同特許は、今後数年でわが社が取得を見込んでいる多数の特許のうちの第1弾だ」 関連記事 最新トップニュース
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