japan.internet.com
ファイナンス2006年12月1日 10:50
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

Intuit が金融関連サービスの Digital Insight を買収

この記事のURLhttp://japan.internet.com/finanews/20061201/12.html
著者:Nicholas Carlso
海外internet.com発の記事
『Quicken』『Quickbooks』『TurboTax』などの会計ソフトウェアで知られる Intuit (NASDAQ:INTU) は11月30日、金融機関向けオンライン バンキング プロバイダの Digital Insight (NASDAQ:DGIN) を13億5000万ドルで買収すると発表した。

Intuit は Digital Insight の普通株1株当たり39ドルを現金で支払う。

Intuit の社長兼 CEO (最高経営責任者) Steve Bennett 氏は声明の中で次のように述べた。「業界の大手2社が結びつくことで、Intuit は有利な立場を手に入れ、新世代のオンライン バンキング ソリューションを市場に提供できるようになるだろう」

Digital Insight の買収に伴い、Intuit がサービスを提供する金融機関は5000社以上に達する。口座数で見ると、個人口座が約2500万、中小企業の口座が約700万だ。

米国の IT バブルに翳りが見え始めた1999年当時、Digital Insight は株式市場の寵児だった。たとえば、1999年11月12日の株価はその1か月前に比較して54.2%も上昇している。

2003年に入っても、オンラインバンキングに対する楽観的な見方は続いた。アナリストたちは当時、オンラインバンキングを利用する世帯数は以後5年間にわたり1年に14%ずつ増加すると予測していた。

しかしそれ以降、多くの消費者がオンラインバンキングのセキュリティを信用しなくなり、普及の伸びは鈍化した。オンライン市場を専門とする調査会社 eMarketer によると、2005年におけるオンラインバンキングの普及率はわずか3%しか増加しなかったという。報告書を執筆した eMarketer のアナリスト Lisa Phillips 氏は次のように述べている。「オンラインバンキングの利用者にとって、セキュリティはなくてもかまわない贅沢などではないし、オンライン銀行側にすれば絶対不可欠なものでなければならない」

オンラインバンキングが本来の成長を遂げられるかどうか、すなわち、今回の買収が成功とみなせるかどうかの大きな部分が、セキュリティに対する消費者の懸念に業界がどのように対応していくかにかかっている。これこそ、Intuit と Digital Insight の合併が真っ向から取り組まなければならない重大な問題だ。

japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。
ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。

Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.