Yahoo!、大々的な組織再編と経営幹部人事を発表経営幹部の1人による、自社の経営を細かに批判した文書が明らかになって以来、大きな注目を集めている Yahoo! (NASDAQ:YHOO) が再編に着手した。
Yahoo! は5日、組織再編と経営幹部人事を発表した。発表では、Yahoo! の COO (最高業務責任者) Dan Rosensweig 氏が3月いっぱいで辞任し、同社を離れることが明らかになった。Yahoo! の広報担当者によれば、国際事業担当副社長の John Marcom 氏と、Yahoo! Media Group を率いる Lloyd Braun 氏も、「新たな機会を求めて」退社するという。 Yahoo! の広報担当者は、Rosensweig 氏の退社について自発的なものと述べ、Yahoo! の業務構造を Advertiser & Publisher Group、Audience Group、Technology Group という3つの事業グループに再編した立役者の1人だと称えた。 Rosensweig 氏の退社に伴い、上記3つの事業グループは CEO (最高経営責任者) の Terry Semel 氏が直接管轄し、それぞれのグループを率いるために上級職を配置する。3つの事業グループのうち、Advertiser & Publisher Group と Audience Group は顧客に焦点を当てた組織だ。Advertiser & Publisher Group を率いる人物はすでに決まっており、同社 CFO (最高財務責任者) の Susan Decker 氏が担当する。また Audience Group の担当者については、人材を探しているという。なお Technology Group は、CTO (最高技術責任者) の Farzad Nazem 氏が率いる。 各グループの役割を簡単に説明すると、Advertiser & Publisher Group は広告業務を束ね、より多くの広告主と広告掲載パートナーに他社以上の価値をもたらすべく取り組む。次に Audience Group は、利用者との関係強化に取り組み、各種サービスの魅力を高める。Technology Group はこれまでと同様に組織全体を支え、新たなソーシャルメディア環境用のプラットフォーム作成にあたる。 上級職人事は3月末に完了する見通しだ。今回の発表に先立ち、11月には Yahoo! の副社長 Brad Garlinghouse 氏が記した「Peanut Butter Manifesto」なる内部文書が明らかになっている。Garlinghouse 氏は、同文書の中で Yahoo! の組織構造を批判し、「抜本的な再編」が必要だと述べていた。 この文書が明らかになる前の数か月は、Yahoo! にとって悪材料が続いた時期だった。同社は9月、自動車および金融業界の広告伸び悩みを理由として売上見通しの下方修正を行なったほか、7月には新しい広告プラットフォーム展開の延期を明らかにしていた。 Garlinghouse 氏自身も述べているように、Yahoo! は「Peanut Butter Manifesto」という内部文書を「実施要請」と見なすつもりはなく、再編に着手した理由ではないとしている。 関連記事 最新トップニュース
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