SAP が通期決算を発表、中規模企業への注力強化へ企業向けソフトウェア大手の SAP (NYSE:SAP) は24日、2006会計年度通期 (2006年12月31日締め) の決算を発表した。売上と利益は増加したが、利益率は低下している。
同社2006年の売上は94億ユーロ (122億ドル) で、2005年の85億ユーロ (111億ドル) から10%増加した。純利益は19億ユーロ (25億ドル) を記録し、2005年の15億ユーロ (20億ドル) から25%増となった。 また、2006年の営業利益は26億ユーロ (34億ドル) で、2005年の23億ユーロ (30億ドル) から10%増加したが、営業利益率は27.3%と、2005年の27.4%から0.1ポイント減となった。 さらに SAP は投資家に対し、営業利益率は2007年、2008年も引き続き低下する見通しだと通告した。理由は今後8四半期にわたり、3億ユーロ (3.9億ドル) ないし4億ユーロ (5.2億ドル) を投じて、中規模企業市場に向けた新たな戦略とプラットフォームの開発にあたるためだ。 SAP の CEO (最高経営責任者) Henning Kagermann 氏は、市場規模を160億ドルと見積もった上で、年間の新規獲得顧客を、2006年の2000社から2010年までに1万社に伸ばす計画であることを、24日午前に行なったアナリストとの会合で明らかにした。 規模は大きいが、まとまりに欠ける中小規模企業 (SMB) 市場に注目している企業向けソフトウェア ベンダー各社も、今後の成り行きを注意深く見守ると思われる。SAP は、同市場向けの新しい技術プラットフォームとビジネスモデルを2007年3月に立ち上げる計画だ。 「多くの革新的な技術を備えた、業界の勢力図を変える製品が生まれるだろう」と Kagermann 氏は語った。この新製品『A1S』(開発コード名) は、専門家の手を借りなくとも迅速かつ容易に配備できるもので、所有や支払いの方法に関しても様々なオプションを用意するという。 関連記事 最新トップニュース
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