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2007年3月23日 11:00

日立 GST、HDD 事業の不振でメキシコ工場閉鎖を発表

著者Clint Boultonオリジナル版を読む海外海外発
Hitachi Global Storage Technologies (日立グローバルストレージテクノロジーズ、以下HGST) は22日、2008年半ばまでにメキシコのグアダラハラにある工場を閉鎖し、同社従業員全体の11%にあたる4500人を解雇する計画を発表した。

ハードディスク (HDD) 市場で東芝、富士通、Seagate Technology といった競合との熾烈な競争に直面しているのに加え、フラッシュメモリの急速な普及という情勢も考慮して、HGSTはグアダラハラ工場を閉鎖して全社的に事業を合理化する意向だ。これにより、同社は向こう5年間で3億ドルが削減できると見込んでいる。

HGST は、グアダラハラ工場の閉鎖に伴って、スライダ製造事業をフィリピンのラグーナ工場に移管する。さらに、小田原工場のメディア製造事業は中国の深セン工場に移管する計画だ。深セン工場は、ヘッドジンバルアセンブリ (HGA) 製造の中枢施設の役割も担うことになる。スライダとは HDD のヘッドを収納する半導体部品で、ヘッドジンバルアセンブリとはスライダをサスペンションに取り付けたものを指す。

HGST は最終的に、小田原工場をスライダ開発の中央研究所とし、カリフォルニア州サンノゼにある工場をメディア開発の中心にする計画だ。

HGST によると、小田原およびサンノゼの製造設備は、タイおよび中国にある同社の HDD 組立工場とともに、製造供給チェーンの中心ハブとして機能し、製造サイクル時間の短縮を図り、HGST の事業を圧迫する一因となっている輸送コストの削減を実現するという。

HGST は、2003年に日立と IBM が両社の HDD 事業を統合して設立した企業だ。

HGST は、デスクトップ コンピュータ、ノートパソコン、および家電製品向けのデータストレージとなるハードディスクの製造で、東芝、富士通、Seagate などに対抗することを目標としていた。

しかし力およばず、HGST は2006年、3億7130万ドルの営業損失を計上している。

これには、NAND 型フラッシュメモリの影響もあるかもしれない。フラッシュメモリは、MP3 プレーヤー、デジタルカメラ、USB ドライブなどの小型機器への利用に限られているとはいえ、長らくコンシューマ機器に注力してきた HDD メーカーに圧力をかけるのに十分な勢いをつけてきている。

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