WIN は基本的に Rev.A 対応に〜KDDI 決算発表で小野寺社長が戦略説明KDDI は、2007年4月24日、2007年3月期決算と「チャレンジ2010」と名づけられた中・長期的な戦略方針を発表した。発表は、KDDI 代表取締役社長兼会長の小野寺正氏が行った。
2007年3月期の決算は、連結ベースでは au+ツーカーの移動通信事業が引き続き好調であり、固定通信事業の営業損失を吸収、売り上げは前年比+9.0%の3兆3,353億円、営業利益は+16.2%で3,447億円の増収・増益となっている。営業利益は、過去最高で初の3,000億円突破である。 移動体通信事業の営業利益は3,857億円、固定通信は-490億円で、固定の赤字を携帯電話が吸収している形だが、固定も増益しており、赤字幅は123億円縮小している。 移動通信事業の状況は、純増シェアでは55.8%(au:93.7%/ツーカー:-37.9%)とトップ、契約数シェアは2,819万契約で29.1%(au:28.2%/ツーカー:0.9%)と、目標である30%に後一歩というところまで接近している。 au の下期純増数は、283万1,000契約。2006年3月期/下期の199万6,000契約から大幅に純増幅が増えているが、このほとんどが MNP によるもの。au において MNP のポートイン数は115万、ポートアウトが29万7,000、MNP による純増は85万3,000となっており、この分だけ純増数が増えた形だ。 業績見通しでは、メタルプラスの黒字化を見込むものの、FTTH の推進に伴う赤字が継続していくとの予想。移動通信は引き続き、業績を牽引していくものと見ているという。 また、税制改正による減価償却制度の見直しで減価償却費が増加、7月には CATV 会社(ジャパンケーブルネットなど)を連結子会社化の予定、au では 2GHz 帯への設備投資、800MHz 帯再編の費用などが見込まれている。 2008年3月期の課題としては、「チャレンジ2010年」元年として、あらゆるサービスにおいて「お客様満足度 No.1」に挑戦、持続的成長を目指すという。 移動通信事業に関しては、インフラ、端末、料金、コンテンツをさらに充実させ、引き続き高い顧客満足度を維持していく方針。具体的な目標としては、今期中に3,000万契約とシェア30%を達成したい考えだ。法人向けでは、商品開発力を強化、ソリューションとのセット販売を推進していく。 固定通信事業では、メタルプラスの安定的黒字化、FTTH は中長期的に首都圏の提供エリアでシェア30%を目指す。 本年度以降の活動方針のスローガンである「チャレンジ2010」では、「量的拡大」と「質的向上」のバランスの取れた両立が目標とされる。2010年度の連結目標は、営業収益4兆円、営業利益6,000億円を目指す。 コンシューマ向けモバイルビジネスでは、端末は KCP+ によるコスト削減を継続させるほか、現在は2モデルのみとなっている Rev.A 対応機を拡大、これから開発する WIN 端末は基本的に Rev.A 対応としていくとのことだ。なお、Rev.A 対応としても、Rev.0 とコスト的には変わらないという。 料金・サービスにおいては、新サービス投入による ARPU の底支え、国際ローミングの拡充、ユーザーニーズに見合ったビジネスモデルの開発、決済・認証、通信・放送連携サービスの拡充を進める。 インフラにおいては、800MHz 再編とカバレッジの拡充のほか、「通話品質の向上」、「ポスト Rev.A システムの商用化」といったキーワードも登場している。ポスト Rev.A に関しては、具体的な規格の名前などは出なかったが、「2010年には導入されないといかんだろう」(小野寺氏)とのことだ。 関連記事 最新トップニュース
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