Microsoft と Yahoo! の合併騒動は同日中に終息Microsoft (NASDAQ:MSFT) と Yahoo! (NASDAQ:YHOO) が合併交渉中との報道が4日に流れたが、その日のうちに噂は終息した。『Wall Street Journal』紙が報道の中で引用した匿名情報筋の話によると、Microsoft が合併話を持ち出したのは何か月も前のことで、Yahoo! は即座に拒否したという。そして今も、両社の間で合併の話は動いていない。
Yahoo! に取材を求めたが、「噂や憶測」には答えられないとしてコメントを拒否した。また Microsoft からもコメントは得られなかった。 Microsoft にとって、Yahoo! との合併に動く動機になるものがあるとすれば、それは Google が成し遂げた一連の成果だろう。Google は、中小企業向けの Web ベースアプリケーションを提供し、さらに Microsoft を出し抜いて広告サービス会社 DoubleClick の買収に漕ぎ着けた。そればかりか第1四半期決算で、またしても目を見張るばかりの好業績を上げている。 Yahoo! の株式時価総額は、4日の株取引終了時点で420億3000万ドルだ。合併の報道が流れたことから、同社の株価は4日の取引終了時間近くまで高値を維持し、同日の最高値は過去52週の最高値に迫る33.61ドルとなった。しかし、両社の合併はないとの報道が流れ、結局のところ前日に比べ約10%高の30.98ドルで引けた。 Yahoo! にとって、今回の合併報道は少なくとも株価の面で救いになったと言えるだろう。同社には、新広告プラットフォーム『Panama』によって早期の利益反映があると見た投資家たちから、過剰な期待が集まっていた。しかし、4月17日に発表した第1四半期の決算内容が、その期待に応えるものではなかったため、投資家らは同社株を手放し、それ以来株価は20ドル台後半を推移していた。なお、Panama の成果が本格的に出始めるのは、まだこれからという見方もある。 Yahoo! と Microsoft の合併について、調査会社 Forrester Research のアナリスト Charlene Li 氏は意味がないだろうとの予測を示した。 Li 氏の Blog によると、Microsoft は『Windows』が持つ重要性の減少傾向を補うために、Web における Yahoo! の強力な存在感を必要とするが、Yahoo! は Microsoft と合併しても、Microsoft の持つ Web サービスおよび API に関する技術的な専門性以外にメリットを見出せないという。 こうしたお互いのニーズ云々の話を抜きにしても、特に両社間で起こり得る企業文化の衝突を考えれば、両社が合併するにしても混乱が待ち受けていると Li 氏は分析する。 関連記事 最新トップニュース
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