Alltel、275億ドルで投資会社に売却へ米国第5位の移動体通信事業者 Alltel (NYSE:AT) が20日、TPG Capital と GS Capital Partners (GSCP) の2社の投資会社により現金275億ドルで買収されることに合意したと発表した。この買収合意では、TPG と GSCP が Alltel のすべての発行済み株式を1株につき71.50ドルで買い取ることを求めている。
71.50ドルという買い取り価格は、買収の可能性がメディアで初めて報道された2006年12月29日の Alltel 株の終値と比較すると23%高い。 Alltel の取締役会はこの買収合意を満場一致で承認済みだが、Alltel の株主による承認と規制当局による認可がまだ残っている。買収手続きは、2008年第1四半期までに完了する見通しだ。 Alltel の CEO を務める Scott Ford 氏は、声明の中で次のように述べている。「この買収は、当社の株主に実体のある確かな価値をもたらすとともに、顧客や従業員、さらには当社が業務を提供するコミュニティに対して、当社が担うべき責任を共有できる長期パートナーが誕生したことを意味する」 約1200万人の契約者を擁する Alltel は、契約数では Cingular Wireless、Verizon Communications、Sprint Nextel、T-Mobile USA の後塵を拝しているが、地理的なカバー範囲は競合他社のどこよりも広い。Alltel の移動体通信ネットワークは、米国の南部、西部、中西部に広がっている。 Alltel の昨年通期の業績は、売上が前年比17%増の79億ドルで、利益が11億3000万ドルだった。 Ford 氏は、次のように述べている。「TPG と GSCP は、当社があらゆる市場で通信事業の成長を持続してゆくために必要な投資に、積極的に取り組んでくれる長期投資企業だ。今回の合意は、Alltel が質の高い通信業務と最先端の製品およびサービスを提供し続けることを、当社の顧客に確約するものでもある」 Alltel は、長年にわたり固定電話事業も行なっていたが、2005年に固定電話事業を約91億ドルで VALOR Communications Group に売却した。 関連記事 最新トップニュース
|
|