Palm が株式の25%売却へ、幹部人事も実施競争の激しいスマートフォン市場で苦戦する Palm (NASDAQ:PALM) は4日、同社株式の25%を投資会社の Elevation Partners に売却することで合意に至ったと発表した。Palm は財務再建計画に基づき、同社取締役会に Apple の元幹部 Jon Rubinstein 氏を迎える。
Elevation は Palm 株1株につき8.50ドル、総額3億2500万ドルを Palm に支払って同社株の25%を取得する。1株あたり8.50ドルという金額は、Palm 株の過去10日間終値平均に対し、16%のプレミアムを上乗せした計算になる。Palm は、この売却益と手持ち現金に加えて、新たに4億ドルを借り入れ、総額9億4000万ドルを1株当たり9ドルの現金配当に充てるという。 株式売却は、2007年第3四半期に完了する見通しで、手続き完了後に Rubinstein 氏が Palm の取締役会長に就任する予定だ。Rubinstein 氏は、Apple で『iPod』のハードウェア エンジニアリング担当副社長を務め、iPod 部門を統括した経歴を持つ人物だ。また、Elevation 常務で共同創設者の Fred Anderson 氏と Roger McNamee 氏も、Palm の取締役会に加わる。 3人の新取締役を迎える一方、取引完了後に Eric Benhamou 氏と D. Scott Mercer 氏が、Palm の取締役会を辞任する。 近く Rubinstein 氏を取締役会長に迎えることで、Palm は同氏が Apple で引き起こした iPod マジックのような状況の再現に期待している。Palm の声明によると、Rubinstein 氏は「iPod 構想に一役買い」、Apple 製パソコン『Mac』に USB と Wi-Fi を持ち込んだ人物だという。 Anderson 氏は、2004年まで Apple の CFO を務め、流動性危機の解決など、財務立て直しで高い評価を得た人物だ。 Palm はスマートフォン市場で、Nokia (NYSE:NOK)、Research in Motion (NASDAQ:RIMM)、および Motorola (NYSE:MOT) との厳しい競争に直面している。Palm が3月に発表した第3会計四半期 (およそ12-2月期に相当) 決算は、同社のスマートフォン『Treo』で73万8000台という記録的な販売台数を達成しながらも、前年同期比61%の減益という内容だった。 Palm の厳しい財務状況は買収の噂を呼び、とりわけ Nokia や Motorola の名前が売却先として上がっていた。 関連記事 最新トップニュース
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