Western Digital、HDD 用磁気記録ディスクメーカーの買収へストレージ大手の Western Digital (WD) は6月28日、Komag (NASDAQ:KOMG) を現金およそ10億ドルで買収することで合意に至ったと発表した。Komag は、ハードディスクドライブ (HDD) 内のデータ記録メディアディスクを製造する会社だ。
WD (NYSE:WDC) は Komag の主要顧客でもある。今回の買収により、WD は Komag との間で個別の契約を結ぶ必要がなくなるため、HDD の生産がこれまでよりも容易になる。 WD の社長兼 CEO を務める John Coyne 氏によれば、きわめて競争の激しい HDD 市場では、そうした自立性は大きなプラス要素だという。 Coyne 氏は買収を発表した電話会見のなかで、次のように述べた。「メディア供給を社内でまかなうことで、より能率的に他社と競合できるようになる。開発とコンポーネント供給に関して自社の命運を掌握し、システムレベルでこれらの相乗効果を得られることの利点は、ますます明らかになっている」 今回の Komag 買収は、競合相手の Seagate Technology (NYSE:STX) や日立 (NYSE:HIT) に対抗する上で、WD の市場における立場を強めるものだ。Seagate と日立は、いずれも磁気ディスクや記録ヘッドを自社製造している。記録ヘッドについては、2003年に Read-Rite の資産を買収したことで、WD も自社製造が可能になっている。したがって、Komag の買収により、WD は Seagate や日立と肩を並べることになる。 さらに WD は、競合相手のメディア供給の一部も掌握することになる。調査会社 Baird のレポートによれば、日立と Seagate は製造サイクルのピーク時に、Komag など外部のメディアメーカーに不足分の完成メディアの供給を頼っているという。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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