Digium が、IP-PBX ベンダーの Switchvox を買収へVoIP の未来は、単に音声通話を提供することにあるのではなく、ユニファイド コミュニケーションの実現にある。オープンソースの VoIP 構内交換システム (PBX) を扱う Digium が同じく PBX ベンダーの Switchvox を買収するのも、この未来を見込んでのことだ。
Digium は Switchvox の全従業員の雇用を続けるとしているが、金額など買収の詳しい条件は明らかにしていない。Digium はオープンオソ−ス PBX の『Asterisk』プロジェクトを支援する中心企業だ。Switchvox の製品は Asterisk をベースにしているが、独自の機能追加やインテグレーションを行なっている。 Digium の設立者であり CTO (最高技術責任者)を務める Mark Spencer 氏は「重要なのは、彼ら (Switchvox) が新しい Web 2.0 とテレフォニーが出会った世界から生まれた最良の成果だということだ。Asterisk のような製品と、ほかの本当にクールなテクノロジーとを統合することによって、特定分野の市場――今回の場合は中小規模企業市場――に向けた総合的なアプリケーションを生み出していくことができる」と話す。 Asterisk プロジェクト自体の創始者でもある Spencer 氏は、Switchvox は 中小企業向け PBX の中でトップクラスの先進的なシステムで、現在推定で6万5000件のエンドポイントで稼動中だと述べた。Switchvox は当面独自のブランドを維持することになると見られる。Spencer 氏は、Digium が Switchvox の長期的製品戦略について改めて発表の場を持つことになるだろうと述べた。 Digium がまず取り組もうとしているのは、Switchvox のテクノロジーを Asterisk のシステムに統合することだ。Asterisk 自体はオープンソースのアプリケーションだが、Switchvox が使っている付加価値つき技術は、すべてがオープンソースというわけではない。 「Switchvox にあるプロプライエタリな周辺技術を、オープンソースとして、Asterisk の中核部分に移行させたいと考えている」と Spencer 氏は説明する。 Spencer 氏がこの買収をとりわけ魅力的なものと考えるのは、Switchvox にあるオープンソース的側面のゆえだ。市場には『Fonality』など Asterisk を中核とするほかの PBX があるが、Spencer 氏は Switchvox の方がはるかに興味深いと語った。 関連記事 最新トップニュース
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