Webファイナンス2007年10月24日 12:30
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オープンソース組織 Mozilla の財務状態とは

この記事のURLhttp://japan.internet.com/finanews/20071024/12.html
著者:Sean Michael Kerner
海外internet.com発の記事
無料で利用できるオープンソース製品で、いったいどれほど売上を得られるのだろうか。Mozilla Foundation の場合、その答えはかなりの金額ということになる。

Mozilla の営利組織 Mozilla Corporation の CEO を務める Mitchell Baker 氏が、22日に公式 Blog で明らかにしたところによると、Mozilla (Mozilla Foundation および Mozilla Corporation) の2006年通期売上は6680万ドルだったという。この額は、2005年の通期売上5290万ドルに比べて26%増えている。

一方で支出の増加率は売上の増加率を上回っており、2005年のわずか820万ドルから2006年には1980万ドルにまで膨らんだ。Mozilla の広報担当によれば、Baker 氏の Blog 記事は Mozilla の業績に関する公式情報の役割を持つとのことだが、同 Blog によると、2006年の支出のうち人件費が70%を占めたという。

この70%は、フルタイムおよびパートタイムで働く90人に対する報酬だ。ただし、Mozilla が実際に賃金を払っているのは90人しかいないとはいえ、Mozilla のプロジェクトに貢献している人の数となると、これよりはるかに多い。Baker 氏の報告によると、Mozilla の主力 Web ブラウザ『Firefox 2.x』の場合、実際のプログラムコードに貢献した人数は1000人を超えるという。Mozilla にバグを報告した人の数に至っては、1万6000人に及ぶ。

Mozilla の支出に占めるもう1つの大きな要素はインフラで、ユーザーによるダウンロードを支えるためのインフラ強化に由来する。2006年末には、1日で2.1テラバイトを超える量のデータを配信し、FireFox のダウンロード数もおよそ60万回を記録したという。

では、Mozilla の収入源はどこにあるのだろうか。それは、2005年に引き続き Google から得たものだ。Mozilla は、Google と売上分配に関する契約を結んでおり、トラフィック誘導に対して Google から紹介料を受け取っている。具体的には、Firefox の標準スタートページから Google 検索が行なわれた場合、Google がその検索に対して紹介料を支払うというものだ。しかし Baker 氏によると、ユーザーの増加が売上の増加に直結しているわけではないという。また、この契約は2008年11月に失効するため、再契約できるか否かが財務上の懸念材料となっている。

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