japan.internet.com
ファイナンス2007年11月6日 11:00
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

Dell、IPO を申請して間もない EqualLogic を買収へ

この記事のURLhttp://japan.internet.com/finanews/20071106/12.html
著者:Paul Shread
海外internet.com発の記事
Dell は5日、iSCSI ベンダーの EqualLogic を約14億ドルで買収することを明らかにした。中小企業 (SMB) 向けストレージ市場へのさらなる進出を目指す大胆な動きだが、一方で現在 Dell のパートナーとなっている EMC に悪影響を及ぼす恐れがある。

EqualLogic は8月に IPO を申請しており、それからまだ3か月も経たないうちに今回の買収劇を迎えたことになる。2004年以降、同社の年間売上は2倍以上に増えている。Enterprise Strategy Group (ESG) のアナリスト Tony Asaro 氏によれば、EqualLogic の顧客は、現在までに3500社を超えているという。

「今回の買収は、真っ向から勝負に出た、重要な動きだと思う。SMB 市場は巨大なうえ、まだこの市場での勝者は決まっていない」と Asaro 氏は述べている。

ハイエンド市場が飽和状態にあることから、EMC、Hewlett-Packard (HP)、Hitachi Data Systems (HDS)、Network Appliance (NetApp) といった企業がこぞって SMB 市場に積極的に進出しているが、今回の Dell の買収は、これまででもっとも大きな動きかもしれない。

「私は、高い確率で Dell が勝者になると思う。Dell は本気で取り組んでいるようだ。14億ドルという買収金額がすべてを物語っている。Dell にとっては、きわめて戦略的だ」と Asaro 氏は言う。

今回の買収を踏まえ、Dell は EMC との強固な関係は変わらないといち早く表明したが、Asaro 氏の見解によれば、この買収は、EMC のビジネスチャンスを損なうものだという。

EMC のミッドレンジ製品『CLARiiON』シリーズには「EqualLogic の製品のような使いやすさがない。EqualLogic の製品は、きわめてシンプルで使いやすい」と Asaro 氏は指摘する。また、2年前の ESG のテストでは、1秒あたりの入出力処理回数 (IOPS) が150万回を超え、性能の点でも優れている。それに加えて、Dell は今回の買収により、販売チャンネルにおける大きな存在感も手に入れることになる。

Dell Product Group のストレージ担当ディレクタ Praveen Asthana 氏によれば、今回の買収は「既存の提携を補完するもの」だという。また、Dell と EMC の関係については「強固で実りが多く、成長を続けている」と述べている。

japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。
ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。

Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.