Webファイナンス2007年11月10日 13:00
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Cisco、好調な業績の影で、米国エンタープライズ事業が大幅減速

この記事のURLhttp://japan.internet.com/finanews/20071110/12.html
著者:Sean Gallagher
海外internet.com発の記事
Cisco Systems は7日、2008会計年度第1四半期 (8-10月期) の決算を発表し、業績は同社会長兼 CEO の John Chambers 氏が「新たな記録的四半期」と呼ぶほどの内容だったにも関わらず、決算発表後の2日間、同社の株価は大きな下げ圧力にさらされる格好となった。

この株式市場の反応は、Chambers 氏が「困難な経済状況」と表現した時期にあって、米国におけるエンタープライズ事業の売上が減少したことによるものだ。

Cisco の株価は、決算発表後2日連続で値を崩し、9日は1株あたり28.58ドルで引けた。7日終値に比べて、13%もの下落幅だ。

Cisco の8-10月期は、売上と利益ともに予想を超える好業績で、同会計年度の残り3四半期間の業績については、これまでの見通しを変えていない。しかし、Chambers 氏の警戒的な発言は、ネットワーク業界やハイテク企業全体に厳しい時期が訪れる前兆なのかもしれない。

Cisco は、ハイテク業界他社と同じく世界中に事業を展開し、事業利益を分散させている。しかし、同社全事業のおよそ13%を占める米国の民間分野での売上が3%減少したことは、多少なりとも当惑を招く結果だった。

Chambers 氏は7日の電話会見で、一部米国エンタープライズ市場での売上の「劇的な」低下が、第1四半期の好調に水を差したと述べた。Cisco の8-10月期売上は、前年同期比でおよそ17%増の96億ドルだった。Chambers 氏はこの結果を「われわれの見通しを大きく上回る」数字としている。

しかし、米国エンタープライズ市場における成長は1桁台に鈍化した。同市場の売上増のほとんどは、前年同期比で16%の伸びを記録した米連邦政府向け分野に集中していた。「米国のエンタープライズ市場の他分野は下落傾向だ。われわれは米国のエンタープライズ事業について、今後も鈍化し、その状態がしばらく続くと見込んでいる」と Chambers 氏は語った。

Chambers 氏はまた、Goldman Sachs Group のアナリスト Brent Thompson 氏の質問に対する返答の中で、世界全体としてエンタープライズ事業は「非常に堅調」だが、米国市場については「公共分野を除いて (中略) やや軟調だった」と述べた。Chambers 氏は、金融サービス企業からの受注減が「非常に急速」と表現し、自動車業界での売上についても同じような表現を用いた。また、「小売業界は、率直に言って好材料と悪材料の入り混じる結果だった」と付け加えた。

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