nCipher、ストレージ セキュリティ会社 NeoScale の資産を買収企業データ保護ソリューションを手がける nCipher は11日、ストレージ セキュリティ製品ベンダー NeoScale Systems の事業縮小を受けて、同社の知的財産と事業資産を買収したと発表した。
nCipher の発表によると、NeoScale の知的財産と資産の大部分を195万ドルで買い取ったという。nCipher が獲得したのは、テープ暗号化製品『CryptoStor』と鍵管理技術 『KeyVault』だが、ディスク暗号化技術については見送った。 nCipher のマーケティング担当副社長 Richard Moulds 氏によると、テープ製品事業は NeoScale の売上の大半を占めるという。 データ漏洩や記録テープの紛失といった事態の多発により、データ セキュリティに対する注目が高まり、ストレージ セキュリティ製品ベンダー間の競争はここ数年で激化した。またこの状況により、EMC の RSA 買収や LTO-4 規格テープ製品での暗号化技術採用など、ディスクおよびテープ製品のベンダーはより優れたセキュリティの提供を迫られている。ストレージ セキュリティ市場では、Decru がこのタイミングを利用して、Network Appliance に2億7200万ドルで自社売却し、一方 Kasten Chase は、セキュリティ事業が順調に伸びなかったことから操業を停止した。 Enterprise Strategy Group のセキュリティ アナリスト Jon Oltsik 氏は、独立系ストレージ セキュリティ ベンダーにとって、まだ市場に余地はあるのかとの質問に対し、「短期的に余地はあるが、鍵管理および複数の暗号化技術の統合など、ハイブリッドな戦略が必要だ」と語った。 Oltsik 氏は、CipherMax が現時点で最も有利な立場の独立系ストレージ セキュリティ ベンダーだとの考えを示した。 nCipher の Moulds 氏は、NeoScale の「製品ライン、売上、成長力はともに健全だ」と語った。ただし NeoScale は追加の資金調達に失敗し、この2週間の間に事業を縮小している。 Moulds 氏は、nCipher が NeoScale の CryptoStor ブランドとテープ製品を維持する計画で、同じく NeoScale の KeyVault 技術は、nCipher の鍵管理製品『keyAuthority』の強化に利用すると語った。 関連記事 最新トップニュース
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