オープンソース各社、Sun による MySQL 買収に期待と警戒Sun Microsystems による MySQL AB の買収は、いわゆる LAMP スタックの将来に暗い影を投げかけるのだろうか?
オープンソースコミュニティは今回の買収におおむね肯定的な反応を示しているが、Sun が 10億ドルで MySQL の買収を進めることには1つの懸念がある。 この買収で Sun が重視しているのは、LAMP (『Linux』『Apache』『MySQL』『PHP』) の「M」の部分を買収するという事実だ。オープンソース コミュニティには、今回の買収は非常に多くの Web サイトや Web アプリケーションを支えている LAMP スタックの重要性を Sun が認めたものだとして、Sun を評価する声が多い。 Zend Technologies も今回の買収に楽観的な企業の1つだ。同社は LAMP の「P」に当たる PHP のソリューション最大手で、その商業利用で業界をリードしている。 しかし同時に、Zend は今回の買収に不安も感じている。 Zend の最高マーケティング責任者 Mark de Visser 氏は、「われわれは、Sun が Web スタックを再構築してすべてを『Java』ベースにするような挙に出ないことを望んでいる。Java は、Web で主要なソリューションではないからだ」と述べている。 De Visser 氏は、Sun が MySQL の CEO (最高経営責任者) Marten Mickos 氏を Sun 役員の1人として迎えることは良い兆候だと考えているという。Mickos 氏は Sun のソフトウェア担当エグゼクティブ バイスプレジデント Rich Green 氏の下で働くことになると見られている。 De Visser 氏の見るところ、Sun が Mickos 氏をこのようなポジションにつけるのは、同社が MySQL を技術スタックに取り込もうとしているだけではなく、MySQL に対して本気であるというシグナルだという。 De Visser 氏は次のように語った。「当社は MySQL と非常に緊密な関係にあるため、ともに同じ立場で前進できることを心から望んでいる。インストールベースで当社顧客の約70%が MySQL を利用しており、その逆に MySQL を利用している顧客の約70%が当社のソリューションを採用している。重複する顧客層は非常に大きい」 一抹の不安はあるものの、同氏は今回の買収を、市場の成長能力と強固なエコシステムの存在を示すものとして楽観的に見ている。 Zend 以外にも、MySQL と関連の深いオープンソース企業の多くが今回の買収を歓迎している。 関連記事 最新トップニュース
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