IBM、データ保護専門の新興企業を買収IBM は、継続的データ保護 (CDP) を手がける新興企業、FilesX を買収した。これにより、同社のストレージ ソフトウェア製品にエンタープライズ クラスの CDP が加わることになる。
FilesX は、マサチューセッツ州ニュートンとイスラエルのハイファに拠点を持つ。同社が専門とする CDP は、ほぼリアルタイムにデータやアプリケーションのリカバリを行うもので、企業やリモートオフィス、支社での利用を想定した製品だ。買収合意がまもなく交わされるとみられているが、金銭的条件については公表されていない。 FilesX の技術はブロック ベースでデータを保護するため、中小企業および個人のパソコン ユーザーを対象にした『IBM Tivoli Continuous Data Protection for Files』を補完することになると、IBM では述べている。FilesX の技術は『Tivoli Storage Manager』(TSM) シリーズに組み込まれる予定だ。 Tivoli シリーズのゼネラル マネージャを務める Al Zollar 氏は「FilesX の買収によって、企業データ保護に関する IBM のビジョンがさらに強化される。リモートオフィス向けに非常に重要な機能を追加し、アプリケーションとサーバーについて継続的データ保護を提供し、ごく短時間でデータをリカバリしたいという企業ユーザーの要望に応えているからだ」と語る。 このデータ保護ソフトウェアは『Windows』ベースで、「簡潔でわかりやすい方法で完全なデータ保護が可能になり、リモートオフィスを持つ企業、部門ごとに事情を抱える企業にとっても魅力的だ」と同氏は説明した。 また、IBM によると、FilesX を使えば「事実上すべてのタイプの不具合からのリカバリ」が可能になるうえ、簡単に使えるので、IT 技術や予算が十分でない環境においても魅力的な製品だという。 FilesX では、変更があったデータだけをコピーすることで、バックアップに必要なデータの量を最小限に抑えている。ユーザーが、FilesX 環境にテープを追加した場合には、FilesX ソリューションのバックアップを直接 TSM にとることができ、その場合、TSM が FilesX データの階層ストレージ管理を引き継ぐことになる。この手法により、コストを削減しながら、すべての企業データのバックアップ処理が可能になる。IBM によると、FilesX の顧客の多くが、すでにリモートオフィスや支社、継続的なデータ保護を必要とする極めて重要性の高いサーバーで、このような手法を採用しているという。 IBM は、この買収により「ノートパソコンから、リモートオフィス/支社、データセンター、障害復旧センターに至る、包括的なデータ保護ソリューション」を提供可能になると述べている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
|
|