Intacct、オンデマンド会計アプリケーションの新版を発表Intacct は、90年代後半に創業した多くの古参 Web アプリケーション ベンダーと同じく、オンデマンド型 (SaaS 型) ソフトウェアの利点や信頼性が中小企業 (SMB) 市場で受け入れられるようになるまで、しばらく待つ必要があった。だが SaaS 版の会計アプリケーションを手がける同社は、ここまで待ち通し、今や、salesforce.com や NetSuite といった、ほぼ間違いなく同社よりも知名度の高いベンダーとともに勢いを得つつある。
Intacct は14日、オンデマンド財務管理システムの最新版『Intacct Spring 2008』を発表した。Web を使った新しいリアルタイムのダッシュボード機能や、対話的レポート、分析、Web 2.0 型のマッシュアップ、障害復帰オプションが加わったほか、顧客保証も拡大している。 Intacct は SMB 市場を対象としているが、同社の製品管理担当副社長 George Jaquette 氏によると、あらゆる SMB が対象というわけではないという。「Intacct は強力な在庫管理ソリューションではないし、当社は Eコマース分野の専門家でもない」と同氏は述べた。むしろ同サービスは、「『QuickBooks』では対応できないほど成長した」企業向けだと言う。同氏は、QuickBooks ユーザーについて多少の知見を持っている。なぜなら、半年前に Intacct に加わる前は、Intuit で QuickBooks 担当グループ製品マネージャを務めていた人物だからだ。 Jaquette 氏によると、Intacct は QuickBooks と競合しないが、NetSuite とは競合するという。ただし同氏は、Intacct と NetSuite の大きな違いについて、「当社は財務管理に集中している。当社の要は会計分野で、その他の分野は提携で対応する」と述べた。それに対し NetSuite は、会計、Eコマース、CRM、ERP などのモジュールが揃った即時運用可能なプラットフォームを手がけている。 Jaquette 氏によると、新機能『Intacct Insight』の一環として、Intacct サービスと salesforce.com との「緊密な統合」を実現しており、販売ルートや販売予測に関する salesforce.com 由来のデータを、従来の Intacct 由来の財務および経営データと一緒に、単一のダッシュボードで閲覧できるという。ほかにも Intacct は、ADP、Paychex、CompuPay、LucidEra、Adaptive Planning など、約100社のソフトウェアおよびコンサルティング サービス会社と提携している。 だがそれだけではなく、Intacct のマッシュアップ機能により、外部のアプリケーションや、コラボレーション ツール、財務関連リソース、さらにはニュースや消費者向けコンテンツなどを、リンクしたり埋め込むことが容易になっていると Jaquette 氏は補足した。同氏によると、Intacct はオープンなプラットフォームなので、IT 部門からプログラミングの手助けを一切受けず、簡単にあらゆる Web サービスをダッシュボードに追加できるという。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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