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【インド】南ア通信大手 MTN と Reliance Communications の合併交渉に暗雲漂うReliance Communications と南アフリカ通信大手の MTN の合併交渉期限が8日夜、訪れる。Reliance のアンバニ兄弟が激しく争う中、交渉期間の45日間を過ぎようとしているが、期限は延長されるのか、あるいは MTN 側が交渉を打ち切るのか全く兆しは見えない。
MTN の広報担当者はこの問題について声明を発表するとしていたが、8日夜の時点で発表はない。インド国内およびイギリスでは MTN が交渉を打ち切るとの報道が流れていたが、いまだに確認されていない。MTN は500億ドル(約5兆3,600億円)規模の企業。 アンバニ兄弟の確執を再燃させたこの合併交渉は、先にインドの通信大手である Bharti Airtel が MTN と交渉していたものの頓挫したことを受けてアニル・アンバニ氏が乗り出したもの。 ところが、兄のムケシュ・アンバニ氏率いる Reliance Industries(RIL)は、Reliance Communications(RCOM)の過半数の株をグループ外が買おうとする場合、これを阻み代わりに買う権利、優先先買権を主張して法律上の争いとなっている。 交渉の成り行きに詳しい事情筋によると MTN は交渉期限の延長を望んでいないが、RCOM と話し合う意思はあるとのこと。しかし MTN と RCOM の双方から交渉の状況についてコメントは得られなかった。 交渉期限の1日前に、RIL は3回目の申立書を RCOM に送付し、RIL 側の優先先買権が侵害される場合には法的手段をとると伝えている。弟のアニル氏側は激しく反発し、RIL 側の主張が合法か疑問を表明している。 成立すれば世界最大規模の一つとなる通信企業の誕生となる交渉に不透明感の漂う中、両国の株式市場では投資家が先行きに失望した模様。これを反映し MTN と RCOM の株価は下落している。 ムケシュ氏側は7日、競業禁止協定に紛争解決条項があることをもとに和解のため会合を模索した。しかし、アニル氏側は和解の必要を認めず、紛争など一切無いとして拒絶した。兄弟の争いは3年前の2005年6月18日の合意でいったん収束したものの、企業のお家騒動として世間の耳目を広く集めており、その後折に触れて再燃してきている。 交渉の先行きが案じられる中、MTN の株価は4営業日間で初めて下落し128.22ランド(約1,799円)となった。また Reliance Communications の株価は日中最安値で6%近く下がり、終値でも1%を超える下落となっている。 スニル・ミッタル氏の率いる Bharti Airtel は RCOM に先立って MTN と交渉していたが、MTN が合意に反したとして交渉は頓挫していた。 07/08/2008 10:26:00 PM(ヨハネスブルグ発) 記事提供:インド新聞
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