「iPhone だけでは日本の顧客は満足しない」―KDDI 小野寺氏
連結ベースでの営業収益は前年同期比+3.1%、営業利益は−11.7%の増収・減益。営業利益の通期見通しに対する進捗率は28.1%。 移動通信事業に関しては、営業収益が前年同期比+0.7%、営業利益は−8.0%の増収・減益。6月末の au 契約数は3,030万で、累計シェアは29.2%となっている。ツーカーが3月末をもってサービスを終了したため、4月にはツーカー純減が23万あり、純増シェアは−3万契約/-3.7%(au:+21.6%、ツーカー:−23.5%)となった。 なお、KDDI は6月10日には、「au 買い方セレクト」のシンプルコースを拡充、新シンプルプランと端末の分割払いを導入。 au 買い方セレクトでは、シンプルコース拡充後から6月末までに端末を購入したユーザーの62%がシンプルコース、38%がフルサポートコースを選択しており、シンプルコースでは92%が分割払いを選択している。 KDDI 代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は、「これからはシンプルコースが増えていく」と予想する一方、販売のやり方によって変化するという側面もあるため、シンプルコースの急激な増加を確実視する発言は避けた。 固定通信事業は、セグメント範囲見直しの影響もあり、営業収益は前年同期比+17.4%の増収、営業利益は149億円の赤字。6月末の固定系アクセス回線は508万となった。 固定系のトピックスとしては、中部テレコミュニケーションの連結子会社化が挙げられる。この影響もあり、1Qの FTTH 純増数は堅調な伸びを見せたようだ。 決算発表後の質疑応答において、iPhone の与える影響について質問された小野寺氏は、「Apple に関心があるユーザーは相当数いるが、iPhone だけで日本の顧客は満足するかといえばそうではない」との見解を示す一方、「影響がないわけではないが、その大きさは判断できない」と述べた。 以前から噂されているスマートフォンの導入に関しては、「(国内のスマートフォン市場は)想定したとおり、それほど伸びていない」と見ているが、開発は続けており、検討しながら開発を進めていくとのことだ。 また、純増の鈍化に関しては「台数が落ちているのは事実だが、想定の範囲内」としており、その原因は KCP+開発の遅れと、春モデルのラインアップに魅力的な端末が乏しかったことであると小野寺氏は答えた。 小野寺氏は加えて、「端末がよければ顧客が店舗に来るというのは、iPhone を見れば明らか」と述べ、「良いサービスを提供しても、端末を手にとってもらわなければわからない」と、端末ラインアップ重視の姿勢を示した。 関連記事 最新トップニュース
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