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【台湾】クアンタ、見積価格の大幅値下げで「Aspire One」生産を奪い返す来年の「Aspire One」生産体制に大きな変化が発生した。これまで Acer(宏碁)は来年の生産を ウィストロン(WISTRON=緯創)とコンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)に委託する予定だったが、クアンタ(Quanta Computer=広達電脳)が大幅に見積価格を下げてきたことで、「Aspire One」の生産はクアンタが継続することとなった。
情報によるとクアンタが生産するのは「Aspire One」生産量全体の7割以上とのことで、Acer は一社への独占委託生産によるリスク回避も含め、標準タイプのノート PC 生産をウィストロンとコンパルに委託する意向だという。Acer はこうした情報に対する正式なコメントは発表していない。 関係者によると、「クアンタは Acer と東芝から主力機種の受注を逃したことで、来年の年間出荷成長率15%以上を確保できるか微妙な状況だ。こうした焦りもありクアンタは10月末以降から受注価格の引き下げを行い、先日は低価格で HP から2009年向けインテル Calpella プラットフォームの新機種を獲得、さらに HP Mini 1000 のセカンドサプライヤー獲得も目指している(ファーストサプライヤーは INVENTEC(インベンテック=英業達)。これに続く形で Acer から Aspire One 生産を驚く程の低価格で受注した」と指摘した。 現在、Aspire One の半月間平均販売台数は米国市場で40万〜50万台、ヨーロッパ市場が70万〜80万台と見られている。Acer は Aspire One の来年度販売目標を1,200〜1,300万台に設定しており、クワンタが7割以上生産となるとその台数は最低でも800万台以上となる。しかし一方で Acer はリスク分散を考え、一般モデルの生産をウィストロンとコンパルに委託する意向を持っているという。この両社は Aspire One の大部分の生産をクアンタに奪われる形となったが、状況によってはプラスに働く可能性もあるだろう。 その他、関係者は「クアンタとコンパルが先頭を切って受託生産価格を引き下げたため、過去2年間何とか保ってきた売上利益率5%〜6%の確保は難しくなってきている。また、クアンタが獲得した Calpella プラットフォームも、生産初期は問題発生が予想されることで実質的な出荷台数や利益はそれ程大きなものとはならないだろう。Netbook の利益率も高くないため、クワンタが2009年に5%以上の粗利を確保するには相当な調整が必要となってくるだろう」と指摘している。 記事提供:EMS One
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