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2008年12月23日 12:00

【台湾】フォックスコン、中国拠点で生産停止も―董事長、「景気はさらに悪化」

景気動向に関して最も敏感な嗅覚を持つといわれるフォックスコングループ董事長の郭台銘氏は、「景気は皆が思っている3倍悪化する」との見方を示した。フォックスコングループの中でも受注量削減に最も苛まれている PCB 部門は、中国生産拠点で2週から4か月の生産停止となり、関連サプライチェーンへの影響もすでに始まりが告げられた。

ビジネス環境の大幅な悪化に対処するため、第一線に復帰した郭台銘氏は先日幹部を招集し人員削減とコスト管理全般に関する会議を開催した。郭台銘氏は、「米国サブプライムローン問題は表面的に解決に向かっているように見えるが、実際の三大問題、つまり信用貸し付け、住宅ローン、車ローンといった問題は未だ表面に現れておらず、景気の悪化は皆が考えているより3倍は深刻だ。来年の市況はさらに悪化する」と表明している。

フォックスコンの主要生産拠点である深セン龍華工場では、契約社員との雇用延長中止に次ぐ第2弾の人員削減が行われるとの噂で持ちきりだ。大量に人員が解雇される中、賑やかだった龍華地区では住宅価格が暴落し、同工場のスタッフをあてにする小売店でも閑古鳥が鳴き始めている。

PCB 関連サプライヤーは、「今回の不景気による電子産業への影響は、DRAM、半導体、パネルといった産業が中心に取り上げられているが、実際は PCB 産業が受けている影響が最も深刻かもしれない。各社が数年前から大幅な生産拡張を行ってきた影響で供給過剰問題が深刻化している」と語っている。

フォックスコングループスポークマン丁祈安氏は、電子産業の景気見通しは良くないが、工場停止は生産ライン移転に伴うもので、フォックスコンの PCB 部門は取引先の要求によって華南地区に結集し、コストコントロールを通じて更なる競争力を高めていく、と表明している。

記事提供:EMS One

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