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2010年2月1日 15:00

【シンガポール】Flextronics、2010年のノート PC 出荷量600万台の見通し

EMS 大手によるノート PC 産業への進出が続いている。フレクトロニクス(Flextronics=偉創力)の PC、サーバー部門社長の Sean Burke 氏は28日、「(2010年3月31日を最終日とする)今年度、ならびに次年度のノート PC 事業はいずれも前年度比で倍増の成長を見せるだろう」と表明した。

市場関係者によると Flextronics の2010年ノート PC 出荷量は600万台に達し、全世界の約3%シェアを獲得すると予測している。

Flextronics は Arima(華宇)の PC 事業部買収を通じてノート PC 受託生産サービス事業に参入した。ただし、同社関係者が「受注獲得自体に大きな問題はないが、人材獲得は簡単ではない」と語っているように、運営体制の完全な構築までには未だしばらく時間がかかるようだ。同社は現在、開発陣営の拡充を急いでおり、新たに500名を追加し今年末までに1,200名規模に拡大すると見られている。

EMS 大手の Flextronics と Foxconn によるノート PC 生産事業への参入は、既存の ODM 大手のクアンタ(Quanta Computer=広達電脳)、コンパル(Compal=仁宝電脳)、WISTRON(ウィストロン=緯創)、INVENTEC(インベンテック=英業達)、各社に大きなプレッシャーをもたらしている。

関係者は「EMS 企業が短期的に多くの受注を獲得することは難しいが、ブランド顧客に新たな選択肢を与えたことは確かだ。特に価格交渉面で更に優位に立ち、ODM 各社の価格戦略にプレッシャーを与えることとなるだろう」と分析している。


● 2010年の出荷量、600万台規模に拡大

Flextronics はノート PC 顧客に HP、Dell を抱え、2009年は8機種の受注を獲得している。また、昨年末には新顧客として Lenovo が顧客リストに加わった。

Sean Burke 氏によると、同社の2009年ノート PC 受託生産市場シェアは2%未満で、2010年は3%を目標にするという。市場の予測によると Flextronics の2009年ノート PC 出荷量は約150万台で、2010年は4倍増の600万台に拡大する。同じく EMS 大手、Foxconn の2009年ノート PC 出荷量は約300万台で、2010年は600万から最大700万台に拡大すると見られている。Foxconn の予測数値には Apple から発表された「iPad」は含まれておらず、仮にこの数値を加えた場合には1,000万台を大きく超える規模となる。


● 重慶を視察、将来工場建設か

Flextronics のノート PC 生産拠点は江蘇省呉江市にあり、来年の生産量拡大を見越して拡張工事が行われている。また、Sean Burke 氏は重慶への視察も行っており、将来的に内陸への工場建設も可能性として考えられるだろう。

そのほか、昨年はハンガリーに PC 生産工場を建設し12月から量産が開始された。同拠点は主に Lenovo のノート PC、デスクトップ PC、AIO PC、サーバーの生産を行っている。

Flextronics が28日に発表した2009会計年度第3四半期(10〜12月期)の営業収益は前期同期比12%増の66億 US ドル、営業利益は同27%増の1.89億 US ドル、調整後の純利益は1.38億 US ドルとなった。

Flextronics CEO の Mike McNamara 氏は「全体的に好調で、あらゆる業務が成長を見せている」と、好調な業績を背景に成長への自信をのぞかせた。

記事提供:EMS One

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