Excite@Home、破産申請までの軌跡米 Excite@Home は9月28日に米国連邦破産法第11条の適用申請を行い、ブロードバンド事業を3億700万ドルで AT&T に売却することを明らかにした。Excite@Home は米国最大の高速インターネット サービス プロバイダー(ISP)で約360万人の顧客数を持つ。
一方、AT&T は、ケーブル部門である AT&T Broadband と米大手 CATV 会社 Comcast との合併をめり、28日遅く機密契約交渉に入った。 AT&T Broadband に関するこれらの発表を考え合わせると、「Comcast はなぜ @Home 資産を取得するために、直接 Excite@Home と交渉しないのか」という疑問が湧き上がる。さらに、AT&T は @Home の支配株主であることに加え、Comcast に対して、AT&T 事前承認なしに Comcast と第三者の間の特定審議をも制限するとの合意も締結している。 AT&T は、3億700万ドルで @Home の資産を手に入れるつもりでいるが、1999年1月に、@Home が Excite の Web ポータルを67億ドルで買収したことを考えると見る影もない。今回の売却は、世界中の約360万人の顧客に衝撃を与えることが予想されている。 AT&T 幹部は、「買収には特別な資金調達は不要かもしれない」と言う。破産申請後の交渉によって Excite@Home には、引き続き運営を行うための十分な資金があると考えられるためだ。同社は8月の申請で、約1億5千万ドルの現金を保有し、11億の負債があると報告している。なお、Excite@Home は、米破産法の保護のもと、高速ケーブル インターネット サービスとその他の関連サービスをひき続き提供していく。 Excite@Home の取締役会長兼経営最高責任者である Patti Hart 氏は、「破産申請は、株主の利益を守り、再建プロセス中も顧客にシームレスなサービスを提供できるよう行った。AT&T からのオファーは、弊社のネットワーク、サービス、顧客基盤、社員の能力の高さを反映したものだ」と語った。 Excite@Home は、かねてより財政危機に瀕しており、人員削減と投資を控えることで何とか生き延びてきた。Excite@Home の監査を担当していた Ernst & Young も最近、同社の事業継続可能性へ重大な懸念を表明する報告書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。また、Excite@Home は Ernst & Young への監査委託を打ち切っており、結果として債権者から総額5000万ドルの債務返済を迫られていた。 Excite@Home の AT&T へ資産の売却は、依然として危機的な状況に瀕している。より高い買い手が現れるというわずかな見込みもあるが、AT&T の Excite@Home 株保有率は38%、議決権が79%であることを考えても、その可能性は低い。
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