図書館はオンラインで!学者が、かび臭い書物でひしめきあった図書館以外の場所で研究をするなんて想像し難いものがあるが、大学の図書館
のオンライン版を目指して、ebrary が設立されることにな
った。
出版業界の大御所達はこの ebrary の成功に賭けている。10月半ばに発表された 資金 調達には、Random House、Pearson、McGraw-Hill などが参加した。 11月のサイトオープンには、書籍、定期刊行物、地図、バックナンバーなど膨大な取扱量が予定されている。複写や印 刷は有料で、サイトのソフトを利用して行われる。ebrary の CEO Christopher Warnock 氏はこのソフトについて、 「特許出願中」であるため、あまり多くは語らなかった。料金は、印刷のみで1ページ15セント、コピーペイストは25セ ントであり、この収入は出版社に還元される。サイトに組み込まれている InfoTools により、参考文献などの情報が 自動的に検索され、リンクが貼られる。 図書館をそのままオンライン化し、それに Web の検索機能や簡便性を加えたのが ebrary だと、Warnock 氏は話す。 出版社にとっての魅力は、著作権は保護されたままインターネットで自社の書籍が取り扱えることにある。大手出版社 が参加したのもこのためだ。ebrary は研究者や学生をそのターゲットにしているが、サイトは開放されているので、誰 でも使える。 立ち上げ時点の取り扱い書籍数は現時点で明らかでないが、後日発表となる予定。Warnock 氏によると相当な数になる と言う。それもそのはず、同社は書籍の収集に2年近くかけて出版社とやり取りした経緯がある。ハーバード大学は約1 千万冊の蔵書を誇るが、ebrary もやがて有名大学図書館に引けを取らない日がくるだろうと言う。 世にある書籍はすべてインターネットでアクセスできるようになるだろう。例えば、希少な未出版の原稿なども、 ebrary を使えば原本を傷めることなく提供可能になる。ebrary は、出版業界のデジタルフューチャーにおいて優位な 位置を占め、オンラインコンテンツの道を開くことに成功したと、Warnock 氏は語る。 デジタルフューチャー到来に不安を隠せない中、少なくても大手出版社としては ebrary のビジョンに希望を託したい ところだ。 関連テーマ 最新トップニュース
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