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2009年7月4日
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InternetStockレポート2000年11月3日 00:00

東京マーケット - レンジ取引

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○ 11月2日(木)の指標

JISDEX 82.20 +2.50(+3.14%) 

日経平均     14,837.78 - 34.61 (-0.23%)
TOPIX     1,424.51 + 6.06 (+0.43%)
日経店頭平均    1,429.77 + 5.96 (+0.41%)

東証1部売買代金    6554億円 (-987億円)
東証1部時価総額     389兆円 (+1兆円)

東証1部値上がり銘柄   677銘柄 (48%)
東証1部値下がり銘柄   542銘柄 (38%)
東証1部変わらず     189銘柄 (13%)

米ドル       107.98(15時10分ごろ)
国債指標銘柄利回  1.83%


○ 2日の米国市場

ナスダック 3333.39 (−36.24)
ダウ 10899.47 (−71.67)
米国30年債利回 5.784% (変化なし)
WTI原油先物期近 33.25 (+0.55)

2日の米国市場は下落しています。

この日は10月の全米購買部協会の景気指数(NAPM)が発表されています。この数字は48.3%と なって、景気の強弱の分岐点となる50を下回ったことや、マーケットの事前の予想である49.5% も下回る数字であったことから、景気減速傾向への警戒感が高まりました。

また、ハイテク関連の個別の業績がマーケット全体に波及するモメンタム(※)も継続しています。この日 は、通信セクターのワールドコムが業績の下方修正の発表が、通信セクターと通信関連のハイテク機器 関連に波及する流れとなりました。

ワールドコムは20.25%の下落となって、ベルアトランティック、ボーダフォン、ATTなどの 通信関連も軒並み下落しています。また、ルーセント、JDS、クワルコムなども下落して、この 流れがハイテクセクター先般に波及、ナスダック指数の頭を重くしてしまいました。

また、半導体セクターのアルテラが弱気の業績予想を発表したことや、モルガン・スタンレーの 半導体設備投資減退へのコメントも影響して、31日のハイテク関連底打ちムードは一気に 減退してしまいました。

結果、再びマーケット調整の継続を考えるセンチメントが台頭して、薬品、石油関連などに資金が 流れることとなりました。(Ref:センチメントとは?)

ディフェンシブと見られる薬品関連ですが、この日はゲノム関連株として材料の側面から短期資金が 流れた模様で、同じディフェンシブにあたる食品関連は下落する銘柄が目立っています。石油関連 株も、このところ再度原油価格の上昇への懸念の再燃から原油採掘を行うアップストリーム系(※)の 銘柄中心に短期資金を集めたと見られます。(Ref:ディフェンシブとは?)

短期の資金が材料系に集まる一方で、この日は米国債券が再び買われる展開となりました。 株式市場から資金が流れたと見るよりも、NAPMの景気減退を示す数値に短期の資金が反応した と見られ、結局引けにかけて下落する展開となっています。 (Ref:短期資金と は?)

米国市場の焦点は再度、米国市場の調整局面の継続に振り戻された構図となっていますが、 接戦が伝えられる大統領選の行方や、米国市場を取り巻くユーロ下落圧力や原油の先高感、企業業績 の悪化傾向などに 根本的な変化がないことから、今後もこの日のように短期資金の動向に振りまわされる展開、 もしくは、短期資金のパターンが決まってきて様子見ムードとなる、近頃の東京市場と同じ 展開になると見られます。(Ref:様子見ムードとは?)

また、この日は、南米のエマージング市場へのクレジット問題が再燃して、金融セクターが 総じて軟調となっていて、この動向にも注意が必要な展開となっています。 (Ref:エマージング市場とは?)


○ 2日の東京市場

3連休を控えた2日の東京市場は小動きに終始してしています。

1日の米国市場でハイテク関連が再び下落した流れを受けて、2日の東京市場でもハイテク関連が 売られる展開でスタートしています。東京市場のハイテク関連は米国市場の動向に影響される 展開が継続していて、この日もこの流れを引き継いだ格好です。 (Ref:なぜ米国市場と連動するか?)

月初にあたる昨日から年金資金からと見られる買い物が断続的にマーケットに集まっている 模様ですが、連休を控えた本日は、連休後にマーケットが大きく上昇してしまって、 インデックスから運用成績が離れてしまうことを嫌気して、買いを急ぐ流れもありました。 (Ref:インデックスから離れない、相対リスクについて)

ただ、11月は年金資金の流入も比較的小さなものになることから、本格的な上昇には繋がらずに、 逆に連休を挟んだマーケット下落リスクをヘッジ(※)する投資家から先物への売り物が集まって、 結局上値では先物が売られ、少し下落すると年金資金の買いが増加というレンジ取引(※)に終始しています。

この日年金資金がマーケットを支えたと見られることから、マーケット全般に渡って物色が集まって、 年金資金のベンチマークとなるTOPIXが上昇しています。一方先物へのヘッジ売りは進んで、 ハイテクが軟調な展開となったことで、ハイテク貢献度の高い日経平均が下落しています。 (Ref:日経平均とTOPIXの特徴)

年金資金を中心に、ハイテク関連のウェイト(投資比率)を落として、その他のセクターに資金をシフトさせる 展開もこの日経平均安、TOPIX堅調の展開に寄与したものと見られます。

動きの少ない展開の中で、この日の短期資金は、日本とイランの油田開発の連携発表を受けて、 アラビア石油への思惑が進んで、アラビア石油はストップ高となっています。 (Ref:短期資金とは?)

オラクル、トレンドマイクロが10%以上の上昇となっています。昨日の米国市場の上昇を受けた 反発から、個人を中心に信用売りの巻き返しが週末を前に加速したと見られます。 (Ref:信用取引について)

マーケットが基本的に薄い中で、短期資金の動向が際だって目立つ展開が継続していますが、 東京市場を取り巻く環境には依然大きな変化が見られず、需給関係回復のきっかけとなり得る 海外からの資金流入に期待が集まる展開が継続しています。 (Ref:需給とは?)

そうした中で、スタンダード・プアーズがアルゼンチン債の格下げの可能性示唆したとの 報道があって、世界のマーケットは週末を挟んでクレジットへの関心が高まる様相を示しています。 日本国債は逆に買われる展開となっていますが、日本の政局の混乱や進展スピードの遅い構造改革への 苛立ちを背景にして、日本国債への飛び火が懸念されます。 (Ref:クレジットについて)

※ モメンタム:マーケットの方向性、マーケットの雰囲気やテーマなどの方向性。
※ アップストリーム:上流の意味。原油の流通を川に例えて、掘削汲出をアップストリーム(上流)、 精製流通をダウンストリーム(川下)と言います。
※ ヘッジ:投資のリスクをつなぐこと。リスクを減らすために、何らかの手段を講じておくこと。
※ レンジ取引:ある一定の範囲内(レンジ)で、マーケットが行ったり来たりを繰り返す状況。

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