Yahoo! 株はお買い得?この数年間というもの、手頃な価格で優良なインターネット株を買おうとしていた投資家にとって、業界の巨人
Yahoo! (NASDAQ:YHOO) の株は、いくらイン
ターネット産業の数少ない勝利者の一人ですよ、と勧められても諦めざるを得なかった。
その理由はもちろん、Yahoo! 株の株価が、売上げが堅実なことを考慮にいれても高すぎたからだ。1999年10月に第3四 半期の決算報告が発表されると、時価総額が過去4四半期の売上高の96倍にふくらみ、株価は175ドルになった。 その際に私は、「Yahoo! の株価は売上が伸びて株価に追いつく前に、株価の方が先に下落して正当な数字に落ち着くだ ろう」と、書いた。 その後インターネットバブルがはじけたせいもあるが、そのときの私の予測通りになった、といえるだろう。それから ちょうど一年後の今年の10月には、Yahoo! の株価は半分以下の84ドルに下落し、時価総額は過去12ヶ月の売上高の47 倍にしぼんでしまった。堅実な利益を確保しつつ四半期ベースでの過去最高の業績見通しを出したにもかかわらずだ。 最近の格下げが響いたこともあり、Yahoo! 株はまた一段と下げ、12月7日の終値が過去52週の最安値となる34ドル94セ ント、時価総額は過去4四半期の売上高9億9510万ドルの19.6倍に落ち込んだ。 では Yahoo! 株は今が買いどきなのか。 そうではない。過去4四半期の売上高に対する時価総額の大きさで比べてみると、倍率24倍の eBay、倍率23倍の i2 Technologies、倍率59倍の Check Point Software Technologies などに比べたら割安であるが、倍率14倍の America Online や倍率16倍の Cisco Systems の方がまだお買い得だ。 さらに Yahoo! と Cisco の株価は同水準にあるが、だからといってどちらも同じように魅力的とは限らない。その理 由は売上見通しの違いにある。 Cisco の場合、アナリストがこぞってその成長率に赤信号を灯したにもかかわらず、売上げは依然力強い伸びを示して いる。先月発表された第1会計四半期 (8月〜10月) の売上は、前年と比べて66%増加した。第4会計四半期 (5月〜7 月) は前年比で61%の増加、第3会計四半期 (2月〜4月) も前年に比べて55%増加していた。 Yahoo! の場合は逆に、今年の売上の伸びは鈍化している。今年の第3四半期の売上は前年同期比で「わずかに」90%の 増加だった。ここで「わずかに」と書いたのは、これが第2四半期では前年同期比で110%の増加だったし、さらに前の 第1四半期と1999年第4四半期はともに前年比で120%増加していたからだ。 この傾向は、オンライン広告支出が減少しているという市場の懸念を裏付ける格好になっている。なぜなら Yahoo! の 売上の85%を広告収入が占めているからだ。市場では、オンライン広告を柱とするビジネスモデルに対する執拗な疑念 が渦巻いており、Yahoo! 並びにインターネット広告業界のリーダー DoubleClick は、その疑念の最大の犠牲者だとす る声もある。 今週 Yahoo! 株は格下げに翻弄された。まず Merrill Lynch のアナリスト Henry Blodget 氏が、来年上半期の売上 予測を下方修正し、次に WR Hambrecht のアナリスト Derek Brown 氏が Yahoo! 株の格付けを「並」に引き下げると 同時に、オンライン広告に対する疑念を再び取り上げて「煙が消えてなくなるまでは」投資を控えるよう警告した。 これは的を射た意見だと思う。もちろん Yahoo! には底力がある。しかし業界に広がってしまったオンライン広告支出 の引締めが、来年どれほど厳しくなるのかわからない状況にあっては、Yahoo! 株はさらに下落すると考えざるを得な い。Brown 氏が言うように煙が消えてなくなるまでは。 関連記事 最新トップニュース
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