英国のブルートゥースチップメーカー、ソニーの投資で日本進出に拍車ネットベンチャー投資が凍りつく中、インターネットインフラ技術は今も投資家の心を捉えて離さない。
うちのひとつがブルートゥースだ。ケーブルや赤外線ポートなくしてノートパソコンや電話間の通信ができる このユー トピアに、モバイル機器メーカーは熱い視線を送り、その門戸は広く開かれている。 過去3年間ブルートゥース技術開発を手掛けている英国の Cambridge Silicon Radio (CSR) は、日本のソニー 株式会 社の出資によって3,300万ポンド(約4,860万米ドル)の3度目の資金調達が成立した。 インターネット業界では話題のブルートゥースだが、Merrill Lynch はこの市場を2005年までに30億ポンド( 約44億米 ドル)程度と予測する。期待が煽られすぎている上、ブルートゥース内臓の製品は依然高価なため、完璧には ほど遠く 掴みどころがない為だ。 しかし、CSR はこれに挑戦する。メーカーの注意を引くため安価で改良デザインの部品を製造、シングルチッ プ・ラジ オデバイスや、ワイヤレス部門では初のシングルチップ・ブルートゥースを開発した。 同社の挙動は注目を浴びてきた。1998年、Amadeus Capital Partners と Gilde が同社に1千万ポンド(約 1,473万米 ドル)を投資してから物語は始まった。昨年3月には、Intel が更に1,000万ポンド投資して参加。11月には、 ARM Holdings、Mustang Ventures、米インターネットコンサルタント Razorfish などの投資家により2,400万ポン ド(約 3,535米ドル)調達、1月第2週のソニーによる投資では3,300万ポンドを調達した。 しかしながら、シングルチップ技術を開発しているのは CSR だけではない。ここでも米国企業との熾烈な競争 がある。 安いチップを開発した米国の Silicon Wave や、Conexant Systems、チップメーカーの National Semiconductor など、皆ブルートゥース市場の首位争奪に鎬を削る。 ここで CSR がソニーを味方につけたのは先手必勝だろう。同社は最近地元ユーザーが集中する東京にオフィス を構え、 既に日本市場進出の一歩を踏み出している。 さらに、日本のAV、通信・IT 関連製品の大手メーカーであるソニーは、携帯電話で動作可能な電気システムな どホーム ネットワークプログラムの開発に目を向けており、まさにこれが、CSR がチップ開発の目的とするアプリケー ションな のだ。 携帯電話、デジタルカメラ、ステレオといったソニーの幅広いコンシューマー製品が、技術の成長を阻んでい る課題の 一挙解決の糸口かもしれない。現在メーカー各社はブルートゥース技術を内蔵したデバイスを製造しているが 、これら は他社製品との互換性を欠いている。この点、互換性に優れたソニーのデバイスなら、大量のブルートゥース 技術を育 む理想的な場を築くことができるかもしれない。 ソニーのように投資だけでなく提携や顧客関係をも結ぶ、これこそが CSR が目指したコミットメントだ。同社 の共同設 立者兼マネージングディレクターである Phil O'Donovan 氏は、そう語った。 関連記事 最新トップニュース
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