第4四半期決算の光と影、株価はどちらも影の中以前ネット企業の展望について書いたとき、VeriSign と Exodus Communications がインターネットサービス業界に
おける二大勢力であり、その他弱小勢力が資金を使い果たし、統合が進む様子を注目していきたいと書いた。
去る1月24日の両社の第4四半期決算発表、および今後の見通しの発表は投資家の耳目を集めた。 Exodus (NASDAQ:EXDS) の2000年第4四半期の損失 は、1999年同期の5290万ドルから6520万ドルに拡大した。1株あたりにすると15セントの損失。Exodus の償却費を除い た1株あたりの純損失は、アナリストの予想を3セント下回り、13セントだった。 しかしそのわずかな光明も、 ウェブ関 係の顧客の経費削減により、第1四半期の売上が悪化する、と同社が発表した途端にかき消されてしまった。Exodus の 発表した第1四半期の業績見通しでは、1株あたりの損失が、アナリストたちが予想した17セントをはるかに上回る、26 から27セントというものだった。同社の株価は翌25日に、12.2%下がって24.75ドルとなった。 一方 VeriSign (NASDAQ:VRSN) の第4四半期の業績は素晴ら しく、純利益は4550万ドル、これを1株あたりにすると21セントで、アナリストの予想した11セントを大きく上回る数字 だった。同社は2001年の1株あたりの売上と利益の見通しも上方修正するとともに、ドットコム業界にはレイオフの嵐が 吹き荒れているというのに、従業員数を3割方増やすと発表した。それでも VeriSign の株価は25日に、9.7%減の 73.63ドルに転落した。 2000年第4四半期、VeriSign は何が良くて、Exodus は何がいけなかったのか。なぜ第1四半期の業績見通しで、 VeriSign は Exodus よりも強気なのか。なぜ第4四半期の決算内容が良かったにもかかわらず、VeriSign の株価は25 日に下落したのか。28日のスーパーボウルは、NFC チャンピオンの New York Giants が勝つのか、それとも AFC チ ャンピオンの Baltimore Ravens か。 おっと、質問は一つずつしないといけない。 最初の質問の答だが、明暗を分けた直接の原因はなかった。むしろ第4四半期の結果は、それまでの傾向がはっきり表れ たということだ。 ウェブサイトの運営や、その他インターネット関連のサービスを展開する Exodus は、これまでずっと利益を生みだす 体質ではなかった。今のところ過去5四半期にわたって、1株あたりの純損失12セントから17 セントを計上し続けてい る。もっとも売上は健全そのもので、2000年第4四半期だけでも2億8040万ドルを計上した。 VeriSign は少なくとも概算決算を見る限りでは健全な利益体質で、2000年通期の概算の純利益が1億2910万ドルで、1 株あたりにすると72セントだった。ただ、昨年の夏に大型吸収合併として、ドメイン登録会社でドル箱企業の Network Solutions を買収し、買収費用や償却コスト等を含めると、2000年通期の損失は31億ドルとなっている。 第2の質問の答としては、Exodus はすでにその中小の顧客、つまり資金がなくなりかけているインターネット企業から の支払いの回収に困難をきたしているから、ということが言える。そして第1四半期もこの傾向は強まると見ている。 一方 VeriSign は、ドットコッム企業であるなしにかかわらず高まっているセキュリティへのコンスタントな需要や、 インターネットが拡大を続ける結果として、ドメイン登録の増加などから利益を上げられる、ということをきちんと見 極めている。 ゆるぎない業績、強気の見通し、それでも VeriSign の株価は25日に下がった。原因は割高感の強まりだろう。ただ、 第4四半期の決算内容からすれば、それほどの割高感は無い。 スーパーボウルはどちらが勝つか?私なら、13対10で New York Giants の勝ちに賭ける。 訳注:この記事が出るころには、そろそろスーパーボウルの試合の行方も見えているころではないかと思います。果 たして Chris Nerney の予想はあたるのでしょうか。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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