東京マーケット2 - 1日東京、トリガーポイント○ 1日の東京市場
JISDEX 64.64 -1.35(-2.05%) 日経平均 12,681.66 (-201.88) (-1.57%) TOPIX 1,227.27 (- 14.21) (-1.14%) 日経店頭平均 1,333.03 (- 25.79) (-1.90%) 東証1部売買代金 8568億円 (+602億円) 東証1部時価総額 340兆円 (- 3兆円) 米ドル 117.31(15時10分ごろ) 国債指標銘柄利回 1.22% 1日の東京市場は、日経平均が最安値を更新、TOPIXも下落しています。東証1部の売買代金は8367億円でボリュー ムはミディアム、値上り銘柄34%に対して値下り銘柄は56%となっています。日経店頭平均も下落しています。 注目された28日のグリーンスパンFRB議長の議会証言ですが、緊急利下げへの期待が収束する結果となり米国株式市場 は下落、債券に資金シフトが進展する流れとなったことで、明けた東京市場でも米国市場との連動性の高いハイテク関 連に失望売りが先行する展開となって、取引スタートから下落する流れとなっています。(参:株式市場と債券市場) また日銀の金利引下げから一晩明けたこの日の市場では、金利引下げの経済への影響は軽微との見方が強まり、バトン タッチされた政府の動向を見守る必要があるとのスタンスが大勢を占め、基本的に様子見スタンスとなっています。 (参:様子見ムード) 様子見ムードの中、この日は先物に絡んだ取引がマーケットのモメンタムを先導しています。背景となっているのは日 経平均と連動するリンク債と見られていますが、リンク債のトリガーポイント(※)を巡って、仕掛的な先物売りがマ ーケットの下落を先導、これに持合解消の売り物が現物市場の頭を重くする展開となり、日経平均は昨日のバブル後の 最安値を更新、1万2528円まで下落しています。 (参:持合解消) トリガーポイントは1万2500円にもあるものと見られ、取引終了間際に向けてこれにトライする展開ともなりまし たが、ショートが膨らんで取引時間内でのブレークが難しい流れとなると、逆にショートカバーが集まって下落幅を縮 小させてこの日の取引を終了しています。 (参:ショートカバー) リンク債の裏側の一部はノックインやノックアウトなどのエキゾチック・オプション(※)であることが多く、トリガ ーポイントを巡っては、オプション部分のデルタ・ヘッジニーズが急激に登場することの裏をかくプレーヤーの動向も あって、先物市場が波乱含みの展開となることもあります。(参:デルタ・ヘッジ) 裁定売りに押される形でハイテク関連など日経平均への寄与度が大きな銘柄が売り込まれて、ファナック、ソニー、京 セラ、ローム、松下通信などが下落の足を速めました。ハイテク関連などベータの高い銘柄の下落への見方が依然強い こともあって、株式市場内部では金融セクターに資金が集まる展開となっています。 金融関連を取り巻く環境はこのところ変化が著しく、政局の行方次第では大きな経営体質の改善も望めるとして、時価 総額が大きくベンチマークとなるTOPIXへの寄与度が大きなこの金融セクターをアンダーウェイトとするリスクが強く意 識さ れる流れが顕在化してきています。この日もこの流れが継続して、東京三菱(+2.76%)、三菱信(+2.60%)、三和銀 (+2.53%)などの主力が堅調となっていますが、今後進展する合理化の流れを背景に選別が進展することが警戒されて います。 (参:金融関連への期待) 様子見ムードが高まって投資先に苦慮した短期資金は、鉄鋼関連に流れたと見られます。合同鉄(+13.98%)、愛知鋼 (+9.33%)、日本電工(+5.06%)、川鉄(+3.05%)などが堅調です、背景にあるのは業界再編とリストラへの思惑で、 思惑のセットと考えられる造船とのロング・ショートの流れも進展した模様です。ただ、この鉄鋼関連の上昇は内需関 連もしくは金利敏感のカテゴリーへの思惑を呼ぶ形となっていて、ゴム、陸運、パルプなどのセクターも堅調となって います。(参:ロング・ショート) 債券市場は株式市場の下落を背景に下落する展開となっています。債券先物市場中心に買い物が先行するパターンで、 取引の中心となった3月限は98年の金融危機以来のレベルにまで上昇しています。昨日の金利引下げ発表後にロンド ン市場で117円台に上昇したドル円市場ですが、この日の東京市場では117円前半を挟む神経質な展開となってい ます。為替市場では、日米同時の経済悪化傾向を睨んで、大きな動きが始まる気配を指摘する関係者の意見が目立ち、 ボラティリティーへのニーズが上昇、オプションが活発に売買 される不穏な状況となっています。 (参:ボラティリティー) ※トリガーポイント:市場がこのポイントにタッチすると特定の契約が有効となったり消失したりするレベル。ノック インオプションを例にすると、為替が120円をタッチするとあるオプションが有効になるオプションがあるとする と、この120円がトリガーポイントとなり、ここでデルタヘッジポジションが生じて市場に大きな影響を与えること もあります。 エキゾティック・オプション:通常のプレーンなオプションではなく、上記のようなノックインオプションやノックア ウトオプション(ある条件に達すると権利関係が消失するオプション)のような派生型オプション。 東京マーケット1 - 28日米国、議会証言 記事提供: ![]() 関連記事 最新トップニュース
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