割高感が下がってきた Juniper 株ハイエンドルーターを手がける Juniper Networks
(NASDAQ:JNPR) の株価は4日、30ドルを下回
る値を付けて引けた。
Juniper の終値が、30ドルを割り込んだのは、1999年8月10日以来初めてのことだ。また、知り合いの市場観測筋が約3 週間前に、Juniper 株は30ドルで底を打つと解説していたことを考えると、これは注目に値することでもある。当時 Juniper 株は、現在の株価29.19ドルの2倍の値を付けていた。 残念なことに、第1四半期の業績見通しの下方修正が相次ぎ、今回もお先真っ暗の決算報告シーズンを迎えることを考え ると、さらなる下落圧力がかかることは確実だ。私に言わせれば、Juniper 株の底は20ドルと言いたいところだ。今の 勢いからすれば、果たして本当に20ドルで底を打つかどうかは、来週 (4月第2週) に判明するかもしれない。 Juniper の年初の株価は、126.06ドルを付けていたが、その時以来、76.8%も下落している。しかし当時 Juniper の 株の時価総額は、過去4四半期の純利益に対して、272倍という過剰な高値だったことを考えると、それほど驚くことで もない。Juniper 株は5日の取引では、過去4四半期の純利益1億4800万ドルに対して、63倍の時価総額がついている。 Juniper にとって良いニュースは、同社がネットワーク業界の新進気鋭の企業であり、今後大幅に上昇する可能性があ るということだ。同社は昨年、売上が急激に伸びたが、もっと重要なのは、利益、粗利益率、営業利益率のそれぞれ が、四半期毎に連続して上昇したことだ。言い換えれば、財務上の健全性を犠牲にして、売上が伸びたのではないとい うことで、同社は正しいやり方で運営されているといえる。 Infonetics Research が2月に発表した調査では、Juniper が Cisco Systems (NASDAQ:CSCO) のシェアを食っているとい う、注目に値する成功を成し遂げていることが目に付いた。ハイエンドルーター市場における、Juniper のシェアは、 昨年第3四半期の26%から上昇して、同年第4四半期には30%に達した。一方 Cisco は、同時期の比較で、シェアを 73%から69%に減らしていた。ここで忘れてはならないのは、かつて、といっても1年半にも満たない程度前のことだ が、Cisco はこの市場を完全に掌握していた。これほどの脅威を Cisco に与えた競合企業は他にはない。 Cisco は、ハイエンドネットワーク市場でもがき続けている。同社は4日、1999年に5億ドルで Monterey Networks を 買収した際に手に入れた、光学ネットワークルーターの販売を中止すると発表した。これは、Cisco にとり簡単な決定 だった。というのも、高価な光ファイバールーターのどれも、販売するのに苦労していたからだ。 現在ネットワーク設備への支出が、低迷していることを考えると、Juniper と Cisco の両社も、この影響を免れ得な いが、長期的にみれば、高速ルーターの需要は、大幅に高まるだろう。現在ルーター全般の市場規模は300億ドルであ り、そのうちハイエンドルーター市場の規模はおよそ20億ドルでしかないが、同分野は最も成長の早い分野であり、2年 もすれば、120億ドルの市場規模に達するものと見込まれている。Juniper の市場シェアが30%にとどまるとしても、2 年で36億ドルの売上を出すということだ。 では、Juniper 株の買い時はいつだろうか? 第1四半期の純利益が、第4四半期より若干落ち込み、6000万ドルになる とすれば、5日の株価をもとに考えると、Juniper 株の時価総額は、過去4四半期の純利益の46倍となる。先にあげた通 り、もし20ドルの水準まで下げたとすると、その倍数は31倍まで下がる。 短期的には依然として割高ではあるが、Juniper 株は長期戦向きだ。株価が20ドルなら、長期的にみれば悪くない買い 物だといえる。もちろん、20ドル以下で買い付けることができたとしても、不思議ではない。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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