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InternetStockレポート2001年7月9日 00:00

一番安定している IT 職は?

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著者:Chris Pace
海外internet.com発の記事
IT 業界で働く者なら誰しも、初期の頃の宴の後に反動で増えるレイオフを実感したことだろう。技術会社では大 量の労働力削減が行われており、インターネット利用者数も昨年に比べ減少しているという統計がある。

Ipsos-Reid の最近の調査によると、米国人のインターネット利用は2000年から4%減少した。インターネットは珍 しいものではなくなり、新技術の神秘性も薄れてきたのだ。技術者だけに限らず IT ワーカー達は、日を追って悪くな る経済状況の中で生き延びる方法を探している。特に、ドットコム企業で働く者は、次はどこでレイオフが起こるか気 が気でないだろう。

だが現実には、インターネット業界に蔓延する暗い雰囲気は、オンライン専門の B2B リテーラーなど、比較的少数 に限られている。全体を見ると、インターネットは、10年前には考えられなかった方法で企業間のビジネスを可能 にする、極めて重要なツールになっている。そして表向きは技術会社ではなくても、システム管理には技術者 が必要とされ、IT 部門以外で働いている者も、従来のスキルに加えて会社のシステムを使うための技術的なスキルが必 要とされている。

Alexis Herman 米国労働長官は、「経済が冷え込んでも、ハイテクの知識や経験に対する需要が高く、プログラマ ー、技術者、システムアナリスト、エンジニアの求人には事欠かない。コンピューター プログラマの失業率は、1999年 第4四半期の 2.4%から、2000年第4四半期には1.1%に減少した。マーケティング、エディトリアル、カスタマーサービスのスキル は、ハイテクに限らずどの分野の雇用現場でも需要が高い」と、『The Dotcomplex』の中で述べている。

今日の市場で生き残っていくためには、最新技術と、ライティング、マーケティング、カスタマーサービスなどのオー ルドエコノミースキルとの調和が不可欠だ。ワープロソフトや最新のグラフィックアートソフトの使い方を知っていて も、自分 で書いたりデザインしたりしなければ、何の意味もない。自分がいかに社内で価値があるか、いかに経済情勢に精通し ているかが試されているのだ。

「ニューエコノミーでは、労働者は雇用保障に懐疑的であるくらいのほうが良い。常に雇用市場や転職機会とつながり を持っておくことが、以前にも増して重要になってきている」と、CareerBuilder Inc. の Diane Strahan 氏は話す。

自己のマーケタビリティと価値を計る上で、IT 専門職に必要なスキルを定期的にチェックすると良い。自分のス キルの需要の程度を見るだけでなく、どのスキルの人気があり、自分にないスキルはどれかなどを見極めるのためだ。

米国情報テクノロジー協会 (ITAA)の調べによると、「企業は採用を手控え慎重になっている。求職者はスキ ルを磨いて仕事を探すなど、自分の専門性を極めたい」としている。

それでは、一番安全な IT 職とは何だろう。転職サイトの monster.com は、今日の市場において最も安定した職種 と、 最も不安定な職種とを5つずつ挙げている。それによると、Java プログラマー、インハウス法律顧問、XML 開発者、 カスタマーケア、ネットワーク管理者の職種が最も安定しており、反対に、CEO、コミュニティマネージャー、ビジネス 開発マネージャー、マーケティング ディレクター、アシスタント プロデューサーが最も安全性が低いとしている。

だが、それでも会社選びは慎重に行った方が良い。いくら Java プログラミングが引っ張りだこでも、選んだ会社が不 安定で倒産でもしようものなら、元も子もない。

Jupiter Media Metrix の調査によると、B2B におけるインターネット利用は、B2C のそれよりも強力であるという。 企業間 ビジネスをオンラインで行う会社は、なんとか持ちこたえている。苦戦しているのはリテーラー、特に、現存店舗を持 ったことのないインターネット スタートアップ企業だ。

2001年3月には、オフライン リテーラーがネット専門のリテーラーを抜いた。上位のリテールサイトのうち、56%はブリ ック アンド モルタル(店舗)企業、残り44%がネット専門企業だった。前年同月には、リテールサイトのトップ50社 を、ネット専 門リテーラーが62%で牛耳っていたが、同年9月には、ネットリテーラーの数が著しく減少し、ブリック アンド モルタ ル企業と互角となった。

上記は非技術系のドットコム企業にとってあまり良いニュースではないだろうが、しかし、インターネットはまだ若 く、仕事も求人も多い。だが、いつまで仕事があるかは誰しも不安になるだろう。

Forrester Research によると、インターネットに接続している米国世帯は、やっと半数強だ。低所得者層はもちろ ん、中流階級にとってもパソコンは安くない上、ISP 接続料金を考えると、多くの米国人にとっては現実的なもの ではない。

インターネットが新鮮で魅力的だった頃は、チャンスをつかんだり技術進歩も当然のことだった。だが、寄らば大樹の 陰で新規参入した企業にとっては、Web は、新しい購買方法の解決策などではなく、時と共に進化する未知なる方法で 人とビジネスを繋ぐものだったのだ。

パソコンの価格は、技術が進歩するにつれ下がっていく。テレビ同様、どの家庭にもパソコンが普及する日が来るの は想像に難くない。

したがって、技術がなくなることはない。だが、その技術を身に付け、雇用市場で生き残っていくかは、個人にかかっ ている。そして、IT 企業側も採用には慎重になってきており、採用数も限られて来ている。長期的にも、その方が雇用 の安定を生むこととになる。つまりは、過去の失敗から学ぶことが大切なのだ。 

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