ベンチャー投資をするなら今がチャンス?Deloitte Touche Tohmatsu の調査によれば、ベンチャーキャピタリストたちは、アンダーパフォームの企業や循環会社へ投資するなら今が好機と考えていることが明らかになった。
この調査は、オーストラリアとニュージーランドのベンチャーキャピタル企業110社を対象に、米テロ事件前後の時期に行われた。それによると、ベンチャーキャピタリストの多くが、今後数カ月にわたって経済がますます冷え込む中で、さらに安い投資機会が訪れると考えていることが明らかになった。 回答者の6割は、オーストラリア経済は向こう6カ月間で悪化すると考えているものの、英国や米シリコンバレーと比較すると、その展望には強気の姿勢を示している。 一方で、7割が対循環会社の投資には今が良い時期と考えている反面、27%はまだ底は見えておらず投資には時期尚早と考えていた。 投資パフォーマンスが改善すると回答した者は、オーストラリアでは44%にのぼり、英国の8%に比べ高い数値を示した。 調査結果は、エントリー価格が下がることで株式取得は好機を迎えるという市場の見解と一致しており、近い将来、売りより買いを見込むベンチャーキャピタリストの思惑を示すものだと、Deloitte のパートナー Graham Reid 氏は語った。 同氏は、「これまでにも、不況時に良い値で行った投資は美味しいリターンをもたらした」と、景気とは裏腹の投資パフォーマンス展望や投資活動の活発化によってもたらされる市場の不透明性について触れた。 一方、ABN AMRO Asia Capital Investment の CEO Marc Stall 氏は、 Australian Venture Capital Association (AVCAL) のカンファレンスにおいて、景気回復の見通しは「米テロ事件によってさらに混沌としてきた」と述べると共に、東南アジアおよび日本、韓国からの東北アジアへの投資によって、アジアのプライベートエクイティ市場は拡大した、今後リストラクチャリングや買占めが重要性を増し、アジアのテクノロジー製造部門は成長しつつあるとの見解を示した。 さらに、オーストラリア企業とアジアの主要市場間の関係は強力であることについて触れて、とりわけ対オーストラリア投資に関心を寄せるアジアの VC が増えていると述べた。 現在、アジアにおけるベンチャーキャピタル資本の700億ドルのうち、5%がオーストラリア、27%が日本、香港/中国へは29%が流れている。 関連記事 最新トップニュース
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