![]() ![]() ![]() ![]() ネットバブルを引き起こしたものこの記事のURLhttp://japan.internet.com/isreport/20011217/7.html
著者:Niki Scevak
海外internet.com発の記事
新聞業界は、インターネットを取り巻く不満の原因が、セクターを左右するような公開企業の株価の乱高下にあると考えているようだが、ネットバブルにまつわる数々の問題は、「新興小企業の評価方法」が引き起こしたものである。
90年代後半にネットバブルを育んだ畏怖や欲望の生態系は、決して小さなものではなかった。 インベストメントバンクは現在ではセクターの厄介者だし、投資家たちの IPO に対する飽くなき欲求も、今では訴訟に取って代わった。かつてなら絶賛された起業家のアイディアも相手にされず、経営コンサルタントは、つい先日までクライアントに勧めていたインターネット戦略を、今では手厳しく批判している。 さまざまな関係者による関わり合いや分析によって、ドラマは読み応えのあるものになっている。しかし、それがある意味、ネットバブルの原因とされている新興小企業のバリュエーションに関する問題をぼやけたものにしてしまっている。 ベンチャーキャピタルが登場して以来、投資家は急成長企業の評価という問題に取り組んできた。新興企業を評価する際のバリュエーションの原則は紛らわしく、実際、学者たちは、経済の活力源である成長小企業の特徴は、倒産企業のそれと酷似しているなどと証明している。 ファンディングを行うベンチャーキャピタリストには、これに代わる評価基準が必要だ。投資利益を確保したければ、ファンドには、実力のあるテクノロジーと金融のプロの存在が欠かせない。 表面的な価値には驚嘆するものがあったが、90年代後半、公開したネット企業は新興小企業としての可能性だけを基に正当に評価されていた。評論家は、公開市場は実績のある成熟した企業のものだと言うが、残念ながら、投資は、需要と供給という単純な経済の法則で引き起こされるのが現実だ。 問題は二つ。倒産企業と同じ特徴を持つ成長小企業の評価をどうみなすかということと、基本的な財政状態による企業の評価はどの部分で行われるべきかと言うことだ。 企業評価の方法として翌年度の収益の倍数だけを基準にする者が多いのは、非常に残念だ。金融界の多くの者は、企業をマイルストーン別に評価する概念を馬鹿にして、ユニークビジターやページビューによる測定法を嘲笑う。しかし、インターネット云々に関係なく、金融の専門家達が過去ずっと、成長小企業の評価に悩まされ続けているのは事実なのだ。 ナスダック市場の乱高下にまつわる大騒動は、急成長企業を経験的に評価しようとした努力の現れでもあった。今の市場がこの問題に取り組む気がないことは、現在のハイテク株に対する無関心さが物語っている。
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