ISS、HP と Compaq の合併にゴーサイン機関投資家向け助言サービスを行う
Institutional Shareholder Services(ISS) は5日、
Hewlett-Packard
(NYSE:HWP) と
Compaq Computer Corp.
(NYSE:CPQ) の220億ドルの合併計画を承認するレポートを出した。
ISS では、委任状に関する全書類を調査し、HP の CEO Carly Fiorina 氏と Compaq の CEO Michael Capellas 氏、HP のインベストメントバンカーである Goldman Sachs を含む企業幹部との会合を経て助言を行った。 これは株主投票に直接の関わりはないものの、ISS はファンド企業を含むクライアント約1,000社に対し紛争解決について助言を行っているだけに、その影響力は大きい。 ISS はそのレポートの中で、「徹底した統合計画と役員会議記録から、HP 役員9人中8人の判断に信頼を見出すことができ、合併を支持するに値する充分な根拠が得られた」と述べている。 HP 役員で唯一反対を唱えるのは、同社の共同設立者 William Hewlett 氏の子息 Walter Hewlett 氏で、同氏は HP と Compaq の合併阻止を訴えている。 Fiorina 氏は、「合併の戦略的・経済的妥当性、HP 及び Compaq の両役員による徹底した検討過程が認められたことは喜ばしい。ISS の判断は、合併が HP の株主価値に最良をもたらすことを確認した」と述べている。 Hewlett 氏を含む合併に反対する William R. Hewlett Revocable Trust とその役員は、HP の全株主のごく一部を構成するに過ぎない。しかし、HP 関係者は、ISS が後ろ向きの判断を下していれば合併には不利になっていただろうと語った。 ISS は、この数ヶ月間に Hewlett 氏が取り上げた幾つかの論点、特に両社の合併について言及している。 「われわれは、両社の統合が HP と Compaq が直面する最大の問題と考える Hewlett 氏の見解に異論はない。過去の失敗で将来が決まるものではないが、HP と Compaq が統合に成功し、財政的・戦略的目標の達成を成し得ることを株主に説明するのに、Fiorina、Capellas 両氏以下に重い立証責任が課されているのはもっともなことだ」としている。 ISS は、Hewlett 氏が 米証券取引委員会(SEC)に提出した社内役員会議記録についても記述している。 Hewlett 氏は、合併に反対する 「Vote No HP Compaq」 の Web サイト中で、「ISS は理解していない。合併には重大で許容し難いリスクがある」と述べている。これに対し、HP では 「Vote The HP Way」 という合併を支持するサイトを開設した。 ISS の勧告が株主投票の明暗を分けるものではないにしろ、合併を通じて IBM (NYSE:IBM) に続く第二のコンピューター会社を創ろうとする Fiorina 氏に追い風となることは確実だ。 HP の株主投票は3月19日、Compaq の投票はその翌日に予定されている。HP のスポークスマンは、投票結果発表には時間がかかる可能性もあるとしている。
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