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シチズンと日本IBM、Linux 腕時計型コンピューターを開発
シチズン時計 と 日本IBM は10月11日、Linux を搭載した腕時計型のコンピューター『WatchPad』の試作機を開発したことを発表した。 開発については、シチズン時計が、システム外装をなどのパッケージング設計、表示素子・入力デバイス等の部品設計を、IBM リサーチは、WatchPad 全体の概念設計、ハードウェア・ソフトウェアなどアーキテクチャーとシステム設計と基本ソフトウェアの実装を担当した。 WatchPad は、高速・低消費電力の32ビット MPU をベースに 8MB の低消費電力 DRAM と 16MB のフラッシュ ROM を搭載しているほか、QVGA(320x240ドット)の LCD 表示装置と音声通信対応の Bluetooth・赤外線通信を標準で装備している。入力インターフェイスは、タッチパネル、ボタン、親指でコントロールする時計のリュ−ズを応用した装置を備え、本人認証用の指紋センサーや研究用の加速度センサーも搭載している。 オペレーティング システム(OS)には Linux カーネル2.4を採用し、開発者やソフトウェア会社が機能の追加やアプリケーションを簡単に開発できるようにした。 WatchPad の将来の使用例としては、指紋照合による PC の本人認証、ノートパソコンのリモコン操作、ふたを閉じたままのノートパソコン内のスケジュールや Eメール等の閲覧などが考えられる。 そのほか、Bluetooth のホット・スポット(アクセス・ポイント)を利用することによって、『WatchPad』を個人 ID にしてホテルや空港、病院でのチェックインを自動的に行ったり、クレジットカード代わりにして食事や買い物をしたり、飛行機の座席位置の登録や、レンタカーのシートポジションやミラーを自動的に調整するなどの利用も考えられる。 また、Bluetooth の近距離通信の特徴を生かして、駅や空港の時刻表やフライトインフォメーション、ホテルでの旅行者への情報、レストランの本日のお勧めメニューやスーパーのタイムサービスの案内等を時計の画面もしくは近くのディスプレー装置に表示させる事も可能なほか、世界中どこへ行っても時計の時刻が自動的に現地時間に修正されるよう設定を行うことができる。 シチズン時計は、今後 WatchPad を一般販売することも視野に入れた開発・商品企画を推進し、IBM は、システム設計分野、パーベイシブ アーキテクチャ分野、クライアント ソフトウェア分野で支援を行っていく予定だ。
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