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2002年7月18日 00:00

Oracle、引き続き Linux に投資

著者Seng Li Pengオリジナル版を読む海外海外発
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IDC によれば、Linux は急成長しているプラットフォームであり、 2006年までには 174%、5兆9000億ドルまでの成長が見込まれている。

Oracle は高まる Linux 人気を利用して、 Del、Red Hat と先月パートナーを組み、 企業用 Linux への共同参加を発表した。

彼らは共同で、企業用 Linux ソリューションの開発とテスト、販売を行うが、 それは、ハードウェアは Dell の PowerEdge Server、 ストレージシステムは Dell/EMC と PowerVault、 OS は Red Hat の Linux Advanced Server で、 データベースは Real Application Cluster 付きの Oracle9i というものだ。

Oracle は早くから、 他の OS の安価な代替品、オープンソースコードの OS である Linux のサポートを行っているソフトウェアベンダーである。

Oracle9i データベースは、 特に Linux 環境をサポートするために開発されたが、 それは、 Oracle の開発者用コミュニティ Web サイト、 Oracle テクノロジーネットワーク(OTN)で2001年に約370,000のダウンロードが記録され、 Linux コミュニティでの人気が証明された。

アジアにおける Linux の採用

ガートナーによると、 2001年にアジアで調査した850社のうち約15%のみが Linux プラットフォームでサーバーを稼動させていなかったけれども、 これは、 企業の6%から7%のみが Linux プラットフォームで稼動するサーバーを持っていなかった1年前からすると、 倍の受け入れ割合だ。

Oracle のアジア太平洋、Oracle 9i マーケティング ディレクター、Peter Thomas 氏によると、 「Linux の勢いは、特に中国と韓国で強い」。

中国では、政府が Linux をプラットフォームにした国内ソフトウェア産業を作り上げているが、 それは、Linux が低コストだから、というだけではなく、 Windows OS に依存するのをさけるためだ。 この動きは中国における Linux の選択割合を高めるのに役立った。

NewsForge で発表された報告の中で、 その著者、Jack Bryar は、 Linux は低コストの要素ゆえ特に、 インドや韓国のようなアジアのアニメーションスタジオに人気がある、 と述べている。

Thomas 氏は、 「システムの費用を決定する要素は、ハードウェアの再利用可能性、企業内の専門技術の種類、 必要な再教育などたくさんある。 顧客の具体的な状況を知らずに潜在的な費用を定量化するのは難しいが、 通常多くの顧客にとって Linux クラスタは、ハードウェアと OS が低価格で、 拡張性は柔軟だし、信頼性も増加してきているので、 より低価格な代替物だ」と語った。

阻害要因

低価格にもかかわらず、いくつかの企業が Linux の受け入れをためらう大きな阻害因子は、 Linux 環境におけるアプリケーションとサポートの不足である。 アジアでも Linux は広く受け入れられ始めてはいるが、 多くの企業ではもっぱら、 低レベルのアプリケーション、ファイル共有、Web と電子メールアプリケーションなどに使っている、 と Thomas 氏は見ている。

たとえば、巨大金融団体は、 Linux プラットフォームで彼らの重要なアプリケーションを稼動するというリスクは冒さないだろう。

Windows は依然としてこの地域で一番よく使われている企業用 OS で、 Sun Solaris が二番目、 Linux は三番目にランクされている、と Thomas 氏は語った。

Thomas 氏は例を出し、説明する。 「Linux の採用にあたり、企業はアプリケーションが利用できるかどうか、 サポートされているかどうかなどを考慮するので、 成熟した IT 国家、オーストラリアと同じような Linux 人気はない」

しかし、この障壁は、より多くのベンダーが Linux 環境用のアプリケーションの開発、サポートに手を貸すようになれば、克服されるだろう。

Oracle は Dell と Red Hat と協力し、 銀行や金融、ハイテク産業、政府、通信などの主軸の顧客に、 低コストの信頼できる Linux 環境で、 アプリケーションを実行するのに必要な技術とフルサポートの提供を目指している。

Oracle の CEO、Larry Ellison 氏がずっと以前に、 Linux の信頼性を高めるには2つの方法がある、と語った。 「ひとつは、よりよいサポートを行うことだ。それはわれわれがやる。 もうひとつは、クラスタでフォルトトレランスを提供することだ。 われわれが自分の仕事をうまくやれば、もっと大きい、速いマシン、 ただ高価すぎるばかりで比較的信頼性もないが、 そういうものを構築する必要はない。 IBM の大きいサーバーよりも、RAC のラックを購入したほうがいい」

Oracle には、Oracle9i Real Application Cluster の認定構成のために、 他のベンダーと協業する計画もある。

Oracle に加えて、IBM、Hewlett-Packard、SGI、SAP のような他の主要ベンダーは皆、 Linux のサポートを誓っている。 たとえば、IBMは、昨年、 Linux のサポートに、 アジアのみで来る4年間に2億ドル以上を投資する、と発表している。

このトレンドが続き、 多くの Linux ディストリビュータ、システムベンダーなどが使いやすい Linux OS の開発を行い、 再販業者に対し Linux への投資を促せば、 その結果、かれらもまた、必要なコンサルティングとインテグレーション技能など、 Linux における投資を極限まで拡大する高付加価値のサービスを供給できるので、 産業界の主要プレイヤーからのサポートがない、という企業の恐怖は、 消滅はしなくても少なくなるだろう、と IDC は書いている。

Oracle にとって、 3,500以上の開発者と独立系ソフトウェアベンダー(ISV)はすでに、 OTN から Linux に関する Oracle の技術をダウンロードしている、 そして、これらのパートナーの550社以上が、 Linux 上の Oracle9i データベース付きの彼らのソリューションを保証している。 また、Linux 上の Oracle9i データベースをサポートするパートナーのリストは増えており、 Linux の重要性が増しているのを知らせる兆候である。

IDC の予測通りに2006年までに、 Linux は全世界の支配的なサーバープラットフォームとして、Windows を追い越すだろう。

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